シンガポールで庶民的に愛される飲み物・マイロ

このニュース知ってる? と夫に聞かれて初めて知った、日本でミロが爆発的に売れて販売休止になっているニュース。

 

(私) えー知らないけど…。日本のミロのニュースがシンガポールでも話題として上がっているのは、ちょっとびっくりながら、さすがマイロ好きな人が多いシンガポールらしくもあり、微笑ましくもあり。

 

mothership による日本でミロが販売休止になっているという内容の記事 (英語)

 

Singapore MILO の facebook ページでは販売が追い付かない Japan MILO へ、がんばってー!との温かいメッセージも。かわいい~^^  画像をクリックでオリジナルの投稿に飛びます。

 

在星の方はご存じだと思いますが、シンガポールでは MILO はミロではなく、マイロと呼びます。日本ではよく知られている商品の割には、そんなに人気商品という感じではないかと思いますが、シンガポールではコピ、テ、同様に庶民的で愛される飲み物。

 

コピ、テ、マイロ、シンガポールでは外でもホーカー、コーヒーショップでよく飲まれるもののひとつ。アイスマイロはマクドナルド他、ファーストフード店のドリンクメニューにもあります。シンガポールの家庭では多くの家で常備してあり、我が家でも常備品で、夫と娘はよく飲みます。朝に飲んだり、ちょっと小腹がすいた時、おやつに間食に、マイロとクラッカー、ビスケットの組み合わせはシンガポールでは一般的。

 

シンガポールならではのマイロ

 

シンガポールではコピ、テにシンガポールならではの独特な呼び方がありますが、マイロも同じ。マイロコソン Milo Kosong なら コソンは砂糖なし、マイロシュウタイ Milo siew dai は 砂糖控えめ。アイスマイロは マイロペン Milo peng など。

 

我が家にあるのは Milo Gao Siew Dai、マイロ濃い目で砂糖控えめタイプ。オリジナルのマイロよりはちょっと渋めな味ですが、これぐらいがちょうどいいと思います。

 

他にシンガポールで売っているちょっと変わったマイロが Australian Recipe タイプ。オリジナルマイロよりも若干お値段高めなのです。

 

オリジナルよりもチョコレート風味とミルク風味がいっそう強く、かなり濃い目な感じ。夫は以前はこれが好きでしたが、歳を重ね健康のことも考えて、この数年は、私が砂糖がたくさん入った飲み物はできるだけ控えるように言い続けたこともあって、コピやマイロは砂糖控えめタイプをとるようになりました。

 

マイロの伝統的な呼び方

 

マイロにはシンガポール独自の呼び方があり、コーヒーショップでは今でも通じます。踢球 中国語でサッカーの意味を福建語で Tak Kiu タッキュー と言うとマイロが出てきます。チャレンジャーな方ぜひコーヒーショップで試してみて下さい。普通に通じます。

 

マイロ商品にはほとんどがスポーツ関連のイメージがついています。今あるのはバスケットボール、テニス、サッカー、自転車など。昔はマイロ製品にはサッカーのイメージがついていたため 踢球 Tak Kiu と呼ばれるようになりました。

 

多民族の多様性を感じるシンガポールでは、ローカルフードだけでなく、ローカルドリンクからも楽しい発見がいろいろありますね。

 

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イラスト提供 Instagram @singapolah

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