マックスウェルホーカーにベトナム人のおばちゃんが作るアッパム屋さんがあります。
主にエンタメ情報、飲食関連の情報を発信するローカルメディア 8DAYS の記事で知ったのがきっかけでした。その記事はこちら。
食べに行ってみたいと思いつつ、なかなか時間がとれなかったのですが、先日ようやくお友達と一緒に行ってきました。アートのように美しいアッパム、お味も抜群!
このアッパム屋さん、美味しいことだけで記事になったのではないのです。ベトナム人が作るアッパムの経緯にストーリーがあります。
ホーカーのお店を借りる時、空き店舗のリストが公表されると、店舗を借りたいオーナーは入札をするのですが、ベトナム人オーナーのグエンさんは入札システムに不慣れなことから、間違えてインド料理しか調理できない店舗に入札して、そのお店を落札。ベトナム料理のお店を出店する予定でしたが、落札した店舗はインド料理にしか使えないことで愕然とします。(ホーカーの各店舗は、ハラルフードなど特定のものしか調理できない条件があります。)
そこで諦めないグエンさんも素晴らしい! シンガポール人のご主人が脳梗塞で倒れ、そのまま諦めるわけにもいかない理由があったとは言え…インド系の友人や、支援を求めてアッパムを作ることに決め、材料の調達先からレシピまで数ヶ月かけてアッパムのつくり方を習得。アッパムのお店に食べに行ったり youtube を見たり、いろいろな資料を見てとにかく試してみたとのこと。お店で直接お話ししましたが、明るくて前向きで、ものすごいチャレンジ精神をお持ちの方なのだろうなと感じました。
注文してから待っている間にもいろいろと話してくれる気さくなグエンさん。鮮やかなグリーンが美しいパンダンのアッパム。
バタフライピーからとった青色をアッパム生地に混ぜ合わせるところも、わざわざ見せてくれました。
とても丁寧に焼き上げているアッパム。まわりはパリパリ、中央はふっくら。丁寧過ぎるぐらいアートのようなアッパム。左、紫がかった色のはバラフライピーアッパム、右はパンダンアッパム。
Mr Appam
#01-99 Maxwell Food Centre
お休み : 火曜日
* 2022年11月 TEL Maxwell 駅が開通で、マックスウェルホーカーが MRT駅直結になります!
こちらはギンモーホーカーのプリンセスアッパム発祥のお店。どちらもそれぞれに美味しいです。いろいろなお店の食べ比べると楽しさ、面白さが増します!
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