南インドの軽食 ティフィン
Tiffin イギリス統治時代のインドに由来するインド英語。インドでも地域によってティフィンの意味合いは異なり、北ではインドで使われるお弁当箱の意味。ステンレス、アルミなど銀色の丸型のメタル容器が重なっている持ち運びに優れたお弁当箱のこと。
写真は Lazada の商品写真よりお借りしました。Lazada や アマゾンで Tiffin box などで検索すると相当する商品がたくさん出てきます。写真を見れば あぁこれのことか ! と分かると思います。
インドのティフィンがアジア、東南アジア各国に広まってそれぞれの土地で使われるようになり、シンガポールではインド料理に限らず、華人やマレー人の間でも使われ、重ねたお弁当箱のことを Tingkat と呼びます。
南インドでティフィンは、ドーサなど軽食のことを意味します。
MTR ( 知らないと分かりにくいですが、レストランの名前です! MRT シンガポールの電車ではありません^^)
インド、バンガロール発祥。1924年創業 (あと3年で創業 100周年ですね!) と歴史ある南インドのベジタリアン料理レストラン。家族経営から始まったレストラン事業の他、すぐに食べられる南インド料理のパッケージフードなどフードビジネスも展開しています。
MTR の軽食は抜群の美味しさ。添加物、化学調味料などを使わず、美味しい南インド料理を提供することにこだわりを持つお店。そのポリシーの通り、他のお店で出てくる軽食とは味も質も、一段も二段も違うのは一度食べてみれば分かるでしょう。
軽食の種類が多く、ドーサだけでも何種類もあります。南インド料理をあまり食べたことがない方は、最初は定番メニューのプレーンドーサ、マサラドーサが一番食べやすいと思います。100% はあり得ないので絶対とは言いませんが、食べ慣れない方でも、ここのお料理は美味しくなかったという感想は聞いたことがないし、南インド料理のとりこになること間違いなしと言える美味しさ。味、品質ともに何年も変わらない安定度の高さにも信頼がおけます。
Plain Dosa
スタンダードなプレーンドーサですが、他のお店の多くのドーサとは見た目からずいぶん違います。生地が厚め、濃い目の茶色でクリスピー感が強いながらも、しっとり感も充分。赤いのは豆のチャトニー、黄緑のはココナツにミントやグリーンチリを混ぜるココナツチャトニー。
美味しくて何度かリピートすると思うので、ドーサなどの定番メニューを何度か食べてみたら、変わったメニューでは南インドのお粥 ポンガル、カードライスなどを試してみるのも良いと思います。
左:ビジベラバス 右:ポンガル
どちらもご飯と豆でつくる南インドのお粥ですが、味付けが違います。赤茶色はちょっとスパイシー、黄色のポンガルはターメリックですがカレーの味は強くなく、優しいお味。
カードライス
ご飯にスパイスで味付けされたヨーグルトがかかっています。日本人の感覚だと、えーっご飯にヨーグルトかけるの! と思うのが普通だと思いますが、酸味とスパイスの味がさっぱり。これは好き嫌いあるかもしれませんが、割と気に入る方が多いです。
MTR ではどれを食べても美味しい!
MTR ではすぐに食べられるパッケージフード (インスタント食品) も扱っています。さすがにお店で食べる美味しさとは違いますが、パッケージフードも保存料、着色料などは使っていません。パッケージの裏側に書いてあるのでよくご覧ください。私はいくつか買い置きしておいて、家で 1人でお昼の時など、ジャスミンライスやバスマティライスを炊いて MTR のパッケージカレー (パラックパニーが好きです!) をかけたら手軽に美味しいカレーを食べられます。
MTR のパッケージ製品は、フェアプライス (たくさん置いているのはエクストラなど大型店) 、Red Mart でも買えます。どれも $5 前後ぐらいでお手軽。
MTR
438 Serangoon Rd, Singapore 218133
お休み : 月曜日
08:30 – 15:00 / 17:30 – 21:30
ランチ、夕食のピーク時間帯は 30分ぐらい待つこともあるので、時間をずらして行くのが◎ 朝は回転早いので待っても 10分ぐらい。
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イラスト提供 Instagram @singapolah