ローカル色濃いおすすめのホーカー 3) Hainanese Village

ローカル色濃いおすすめのホーカー 3つのうちの3つめ
1) Circuit Road BLK89
2) Sims Vista
3) Hainanese Village

 

3つめの Hainanese Village Market and Food Centre は Kovan駅から 1kmほどの所にあります。Kovan駅前にもマーケットとホーカーがありますが、駅前のホーカーとはずいぶん違う空気感。たった 1km 離れただけで、ぐぐっとローカル色が濃くなります。

 

我が家からいちばん近いマーケットとホーカーが Kovan駅前、Hainanese Village はその次に近いこともあり、地域的な親しみもあって好きなのですが、Hainanese Village ホーカーの早朝の活気が好きで、今まで何度足を運んだか分かりません。地域の方には別名で Lorong Ah Soo Market / Lorong Ah Soo Hawker と呼ばれています。

 

Hainanese Village Market and Food Centre

 

Hainanese Village Market and Food Centre
105 Hougang Ave 1, Singapore 530105

 

Hainanese Village という名前。この近くに海南人のコミュニティがあるのか、それとも海南人につながるルーツがあるのか、ここがなぜ Hainanese Village と呼ばれるのかいまだに分からず謎です。Kovan, Hougang エリアはもともと潮州人が多く集まっていた地域。海南人が住んでいたとされる村落 Hainan Village と呼ばれる場所は Upper Thomson にあります。

 

Hainanese Village とにかく朝が早い! 遅く起きた朝に…という言い回しがありますが、早く起きた朝 に行きたいところ。シティ方面からならば 7時頃に家を出て 8時には到着して朝食を食べるイメージで。お昼には閉まり始めるお店も多いので、もしわざわざ行かれるならば遅くても10時ぐらいまでに。朝早くから賑わっている活気にも圧倒されますが、早朝からの皆さんの食べっぷりにも圧倒されます!

 

Xin Xin You Tiao

 

#02-19 Xin Xin You Tiao

 

 

シンガポールでいちばん美味しいと思う油条、中華揚げパン。油条の他に塩、グリーンビーン、あずきの揚げパンと全部で4種類、どれも 70セント。お店で生地をつくって揚げている様子が見えます。

 

揚げ立てだと薄い紙で巻いてもらってもあちっと言いそうなアツアツ! そしてサクサク。コピのカップの上に油条を横に置いたら 2年前にお友達がマリーナベイサンズと名づけてくれました。

 

Da Zhong Cafe  大衆茶室

 

#02-20 Da Zhong Cafe  大衆茶室

油条さんのお隣、コピの味が違うとか、特別美味しいとか全くないのですが、このホーカーのどこの飲み物屋さんよりもお客さんが並んでいます。ここではいわゆる有名店、人気店。お店の名前入りカップにほっこりします。

 

Dong Jin Yuan Dian Xin 東津園點心

 

#02-04 Dong Jin Yuan Dian Xin 東津園點心

 

イーストの美味しいキャロットフィンガー 3選でご紹介したキャロットフィンガー屋さん。(キャロットフィンガー3選の記事はこちら) シンガポールでいちばん美味しいと思えるキャロットフィンガー。12本で $2 のお値段にも感動します。

 

以上2店、シンガポール内でもベストを誇れる油条とキャロットフィンガーがあるので、個人的にはここから先はおまけ。とびっきり美味しいお店というよりごく平均的なお店です。

 

龍 

 

#02-10 龍 (プラウンミー)

 

 

蝦麺。ここのホーカーにはプラウンミーのお店がいくつかあり、その中でも人気店の 1つ。混んでいる時間帯はけっこう並びます。メニューはスープとドライのプラウンミーのみ。ドライの方が美味しい。プラウンミーも味の幅が広く、スープの濃さ、味など個人の好みに大きく左右されるので評価が難しい食べ物。プラウンミーもお店の数が多い割にはここのがすごく美味しい! というお店は少ないように感じます。そのうち プラウンミーセレクションもつくりたいです。こちらのお店、ベストセレクションには入らないですが、普通に美味しいです。

 

 チャイニーズマレー料理2店 

 

#02-30 一流香 (ナシレマ)
#02-31 就記熟食 (ミーシアム、ロントンなど)

 

こちら隣り合う2店は どちらもチャイニーズのお店ですが売っているのはマレー料理。一流香のナシレマはローカルの方にとても人気。私はこちらのナシレマ特に好きではないのでご紹介のみ。お隣、就記熟食もチャイニーズのお店ですが、ミーシアム、ロントンなどマレー料理を売っています。シンガポールのおもしろい食文化は、チャイニーズの方が作るチャイニーズではないお料理、もちろんその逆も。シンガポールのホーカー (ホーカーだけでなくレストランでもそうですが) で、チャイニーズの方にも人気なインド料理、マレー料理屋さんは、民族を越えて本当に美味しいお店だと言えます。ホーカーでもそういったお店がたくさんあります。

 

*

 

他にもこちらのホーカーは、ローカルの方に好まれるダックライス、クエチャップの人気店がありますが、日本人の方にはあまり食べ慣れないと思いますのでスルー…。

 

 マーケットで買う手軽に使えるお花

 

マーケットでお買い物される方は生鮮食品の他に何か買いますか? 私が生鮮食品以外によく買うものは乾物類とお花。マーケットのお花はお値段も安くて手軽に使えるものがあります。我が家には神様がいるので (仏教の神様です) お供えするお花をたまに買います。小さなお花はお祈り用のものですが、お客様やお友達が家に来る日または前日に買って、テーブルに飾るとアクセントになります。花びらだけのパックもあったり、ご自宅での特別なディナーの日など工夫して使えます。

 

ビニールに入ったお花は、ここのマーケットだけでなくどこで買っても 50セントから1ドルぐらい。

 

Hainanese Village ホーカー、もうひとつ特徴的なのが、とにかくチャイニーズほぼ一色。ホーカーには必ずプラタなどを売るインド系のお店、マレー料理のお店が混在していますが、ここはマレー料理が 1軒入っているだけで、あとはぜーんぶチャイニーズのお店。多様が特徴のシンガポールではめずらしいですが、それもまた良しで。

 

最後にもう一度、このホーカー Hainanese Village は朝早いので、ポンゴル方面へのお出かけなどと組み合わせて早く起きた週末におすすめです。

 

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イラスト提供 Instagram @singapolah

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