リー首相愛用、マルチリンガルになれる湯呑みの本物があった

 

リー首相愛用、マルチリンガルになれる魔法の湯呑みの本物に出逢いました。

 

先日 Supermama から販売された ”Majic, The Legendary Language-Changing Cup” を購入し、そのことについてご紹介しました。(記事はこちら)

 

あの湯呑み、話題性は高かったですが、購入となるとそんなにご興味はないのではないかな… 買ってまで欲しいと思う方は少ないのでは。(それに Supermama の製品はクオリティは高いですがその分お高め、あのマジックカップも 1つ $38 !) と思っていたのですが、お友達の間で予想以上の反響があってびっくりしました。

 

そして記事を見て下さったお友達が Supermama 製ではなく本物と同じものがあるんです! と連絡をくれました。あの湯呑みを作っている陶器メーカーの方とやりとりして、リー首相が使っている物と同じものだと断定してもらったと!高島屋 (シンガポールの高島屋です) で購入されたと言うので、興味津々で見ずにはいられず、見せていただきました。

 

私が購入した Supermama 製を持って行き、魔法の湯呑み撮影会
左 2つが Supermama 製、右 2つが 本物と同じもの

 

魔法の湯呑みは波佐見焼

 

お友達によると、発端はデザインの似た急須がカッページのたまやさんにあって、その急須はどこから入手されたんですかというところから始まって、湯呑みにたどり着いたそう。波佐見焼で「波佐見焼の濃葉彩」という製品。西海陶器というメーカーで製造されていることが分かり、お友達はそのメーカーの責任者の方とメールで連絡をとって、リー首相が使っている物と同じ製品だと断定して頂いたそうです。

 

* 西海陶器 ウェブサイト
* 波佐見焼、濃葉彩の商品が掲載されているページ (PDFのカタログ一覧になります)

 

画像は上記リンク先のカタログよりスクリーンショット

 

先日もシェアしたスピーチ画像をもう一度、リー首相の手元にある湯呑みを見ると同じものであることが分かります。

 

高島屋シンガポールで不定期販売

 

波佐見焼のその湯呑み、高島屋シンガポールにも置いているそうで、お友達は高島屋で購入したとのこと。その売り場に連れて行ってもらいました。常時置いてあるとは限らず店頭にないかもしれないとのことで、お友達がすでに購入したものを持ってきて下さり、カフェで撮影会をしてから高島屋の陶器売り場へ行ってみましたが、やっぱりなかった…。

 

売り場に行ってうろうろして見ていたところ、お店の方が、何かお探しですか? と聞いて下さったので、首相が使っている湯呑みを探しに来たことを話すと、あぁ あのマジックカップね! あれは不定期にしか販売されないから店頭には常時置いていないのよ、と。売り切れではなくて、高島屋の倉庫にあるから欲しければ注文して買えます、とのことでした。

 

マレー系の親切な女性の方でしたが、あなたはマジックカップで飲まなくてもマルチリンガルでしょ! などととりとめもないけれどほっこりするお喋りをしてお店を後にしました。

 

波佐見焼の製品は裏に「都風」の文字が入っています。リー首相が湯呑みの底が見えるぐらいお水を飲んだら面白い発見がまたありそうです。

 

伝統文化がないシンガポールの苦悩

 

日本製のこの湯呑み、首相ご用達として大々的に売り出せないのかとお友達。王室ご用達とか、皇室ご用達みたいな感じでブランド化して売れたらいいですよね。シンガポール製の物だったらそうなると思うのですが、国を代表するご用達品が他国製となると、そうもいかない事情があると察します。

 

シンガポールは芸術など創造的な分野が遅れていることで、アート砂漠とも呼ばれたりしますが、独立して半世紀しか経っていないので仕方のないこと。これまでは経済成長第一で突っ走ってきたので、芸術やスポーツなどにお金や時間を費やすことなど無駄だと考える国民が多く、今でもそのような考え方があります。例えば、ピアノ、バイオリン、バレエ、音楽、芸術などを習得したところで、将来それを職業として食っていけるのかといった考え方で、それよりも勉強していい学校に入っていい職業に就いてお金を稼げるようになったほうがいい、といった考え方、日本も同じ面はあるとは言え、シンガポールの場合その傾向は特に顕著です。

 

それゆえ芸術面がなかなか育たなく、シンガポールと言えばこれ! といった伝統芸術やシンガポールブランドのようなものがなく、政府としては世界に誇れるシンガポール人アーティストによるシンガポールブランド、文化や芸術の育成にも力を入れていますが簡単にはいかないのが現実。

 

資金を投入したからと言って、芸術や文化を育てるとはそんなに簡単なことではないでしょう。若い国ですから時間も必要です。私は個人的にはシンガポールは何か「物」よりも、シンガポールの国自体のあり方、シンガポール人そのものが世界の中でも稀なアイデンティティを持っていると感じ、シンガポールそのものを無形でブランド化できたら良いのではといつも思っています。シンガポール政府は訴求力もパワフルで、シンガポールの技術やビジネスモデルを輸出したり、とっくにそういう路線に進んでいる面はたくさんありますけれどね。

 

*

 

湯呑みに戻って。波佐見焼も Supermama の有田焼もどちらも味があっていいです。今回は見に行ってみただけで注文はしなかったのですが 2つずつあっても良いかも。おもしろい話題を提供して下さった、のりこさんありがとうございます!

 

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イラスト提供 Instagram @singapolah

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