火龍 ~ 3年に1度舞う火龍・ファイヤードラゴンを追いかけて

火龍、ファイヤードラゴンがシンガポールの街に舞った夜。

 

3年に1度、旧暦2月2日(2023年は 2月21日) に行われるファイヤードラゴンのお祭り。土地神様を祝い、その土地の繁栄を願って藁で作ったドラゴンがゲイランの街の一画を舞う。3年に1度ですが、前回開催は 2019年だったのでコロナで 4年ぶりの開催となった今年。

 

私は前回 2019年開催のときに初めてこのお祭りでファイヤードラゴンを眼にしました。あの迫力、また見てみたい!と今年はお友達を誘って見に行きました。

 

Aljunied 駅から歩いてすぐ、ゲイランにある Mun San Fook Tuck Chee Temple という広東系のお寺で行われます。もともと香港で古くから伝統的に行われていた火龍の舞を、シンガポールのこのお寺に導入したのは 1980年代のことで、それ以来シンガポール唯一の火龍として 3年に1度、お祭りが行われるようになりました。

 

19時前、お寺にてドラゴン出発の準備。長いお線香に火をつけて、藁でできているドラゴンの本体にお線香を無数に突き刺して装飾していきます。

ものすごい量のお線香で、時折、煙が目や喉に入ってうわっとなることもあるものの、この煙たさが吉祥の雰囲気を醸し出していて不思議と心地良いのです。

 

ライオンダンスでお祝い、威勢をつけてドラゴンを送り出します。

 

そして 19時過ぎ、ドラゴンはテントの中から長~い姿を現して、ゲイランの一画に繰り出します。ドラゴンの頭が一番人気! 人混みができている中で激しく動いているドラゴンを写真に収めるのは至難の業ですが、もみくちゃになりながら皆そのシーンを捉えようと必死。

 

シンガポールのお祭りは、今はどれも綺麗にまとまり過ぎてしまっているので、このファイヤードラゴンは唯一、規制がない昔ながらのスタイル。どういうことかと言うと、道路沿いにフェンスもなく、道路規制もほとんどなく、祭りに関わる人と観客が無秩序に混ざり合っていて、ドラゴンのすぐそばまで近寄れること。

 

小さくカオスな状態になりつつも、その場にいる人全てがドラゴンを中心にして、ドラゴンがスムーズに動けるようにさーっと動いて道を開けたり、関係者にどいてどいてと叫ばれると、その通りによけたりして、混乱の中にある秩序のバランスが絶妙。 安全第一で規制が入ると、道路の両脇にフェンスが置かれて、観客はそこから立って見るという形になるのが普通だと思うのです。

 

ドラゴンが練り歩くので、観客はそれに着いて一緒に歩きます。

 

道路の通行止めをしていないので、片側車線にバスが通り抜けて行ったり、車が通り抜けて行ったりしながら。

 

 

お寺の周辺を一周して戻ります。距離 1km程とは言え、この長さ、そして途中で何度も円を描くようにぐるぐるして舞を披露して、1時間ぐらいかけてお寺に戻りました。

 

いよいよドラゴンがお寺に帰ってきました。

 

お祭りの最後、ドラゴンはお寺正面の祭壇があるポジションで頭部を専用の台に置き、パフォーマーの方々は祭りの感謝を伝え、土地の繁栄、皆々様の繁栄を祈っていました。その後、ドラゴンに使っていたお線香をドラゴンから抜いて観客の方々に配って、お線香をお供えすることもできた私たち。

 

燻製のように身体じゅう、着ていた服もすべて煙まみれになり、頭の中ではずーっとトゥンチャチャ、トゥンチャチャという賑やかなお囃子の音が流れ続けつつ、まだまだ余韻の消えないお寺を後にしました。

 

翌日の今日は、お祭りの余韻とご利益をじっくりと吸収しています。

 

<参加ご希望の方募集中>
シンガポール陥落81周年企画
在星邦人が知っておきたいシンガポールの歴史
~ シンガポール中心部の戦争記念碑を訪ね平和を体感するウォーク

2023年3月5日(日) 10時~12時https://peatix.com/event/3496861/

2023年3月19日(日) 10時~12時https://peatix.com/event/3496978

オンライン開催 2023年3月25日(土) 10時~12時https://peatix.com/event/3496997/

* 4月に平日開催も予定しています。

 

 


*ランキングに参加しています*
シンガポールのイラストバナーをクリックで応援お願いします!
↓ 
にほんブログ村 海外生活ブログ シンガポール情報へ
にほんブログ村

 

右上角の赤いメニューから、読者登録ページで Email アドレスを入れて頂くと、ワードプレスのシステムより記事が更新された時に、お知らせが届きます。アメブロの読者登録機能と同じです。どうぞご利用ください。