シンガポールにはベジタリアン/菜食主義の方が一定数います。華人とインド系の方が多いですが、華人で道教を信仰する方、その中でも観音様を信仰する方々は (人それぞれの考えや習慣によるのでもちろん全員ではありません) 毎月旧暦の 1日と15日に肉を食べず、菜食にする習慣があります。また牛肉は特定の日に関わらず、常に食べません。
今日は西暦 9月2日 ですが、旧暦では 7月15日なので、その菜食の日。
これは仏教の殺生に似た意味合いがあり、人間が動物の命を頂いて食事をして生きていることに感謝し、特定の日に命あるものを食べずに菜食で過ごす習慣です。
義理両親がこの習慣に沿っているので、我が家では緩くですが 月に2日ベジタリアンの日にしたり、家では日頃牛肉はまったく食べません。今日は旧暦 15日なので、ベジタリアンの日。菜食の日の夕飯はシンプル。ご飯に野菜たっぷりのお味噌汁とおかずは野菜炒めや野菜のてんぷらなど野菜が中心。ベジタリアンの方でも卵、乳製品を食べない方、卵、乳製品、魚は食べる方などいろいろあり、我が家は乳製品は食べます。卵はその時々で、避けたり避けなかったり。厳しくし過ぎずに緩いベジタリアンデーをつくるようにしています。
また 7月に義理兄が亡くなり、今週で早や四十九日を迎えるのですが、こちらは仏教の教えに沿って、義理兄の家族は四十九日までずっと菜食を続けています。私たち家族は初七日まで菜食をして、その後は毎7日ごと、その他の日もできるだけ菜食をとりました。
普段ベジタリアンにする日は月に2回だったのですが、私たちも今回 四十九日までベジタリアンをできるだけ意識して、肉を減らしたところ体と心に変化があったので驚きました。
どんな変化があったかと言うと、体重が 2kg程 スッと落ちました。サーキットブレイカーで増え気味になっていたのもありましたが、歳とともになかなか落ちにくくなってきた体重、運動量を増やしたわけではないのにストンと落ちたのはびっくり。
他には、体も心も軽い感じで、体が軽くなれば心が軽くなるのも連動しているのを感じたり。気持ちも今まで以上に穏やかになるのを感じ、肉食動物が攻撃的なのに対して草食動物が穏やかなのと同じで、お肉を食べている時の心持ちと野菜ばかり食べている時の心持ちの違いを感じるようになりました。
先月、義理兄の供養も兼ねて友達を誘って行ったおすすめのベジタリアンレストランをご紹介します。ベジタリアンの方の中ではよく知られており、シンガポールではお洒落なベジタリアンで人気です。
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素敵な前菜
ロジャック
Blue Flower Tofu with Black Truffle Wild Rice
デザートとお茶
これで5品のコース $26.80++ とアラカルトよりもお得な感じでした。
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ミレニアウォーク、ハーバーフロント、他シンガポール内に4店あります
ベジタリアン料理はホーカー、フードコートにもあり、個性的なベジタリアン料理があるところも多く、菜食になってみたいと思いつつ、完全な菜食になるのはなかなか難しく、厳しく完全に菜食にする必要もなく緩めで良いとは思うのですが、ベジタリアンですと言うには程遠いなぁと思うこの頃です…。
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イラスト提供 Instagram @singapolah