今月初め、ナショナルデー時期が重なるのに合わせ、シンガポールのセブンイレブンから、すぐに食べられるホーカーフードの販売が開始になりました。セブンイレブンが有名ホーカー店と提携してこのようなローカルフードの販売をするのは初めての取り組み。
イメージ画像は Straits Times ニュース記事より
■ 参照元ニュース記事 : Food from well-known hawkers selling at 7-Eleven
まずは今回発売になった 10種類のホーカーフードを写真でご覧ください。画像は全て参照元の Straits Times 記事よりお借りしました。
今回セブンイレブンからコンビニホーカーフードが発売となった背景がいくつかあるようです。ホーカーフードを新たな面、今までにない切り口で幅広くリーチさせること。シンガポールのホーカー文化が 2020年12月にユネスコ無形文化遺産として登録されましたが、ホーカー経営者の高齢化、若手経営者不足でホーカー文化が常に存続危機にあること。長いコロナの影響で飲食業が不安定な状況に置かれていること。コロナ禍以降すぐに食べられる食事がより求められるようになったこと。といった複数の背景が重なって、ホーカーフードをコンビニ仕様にしてすぐに食べられるようにしたことで、今まで以上に幅広い客層に届けられると手応えを感じているようです。
コンビニ仕様ホーカーフードの発売に当たって、商品開発に多くの工夫がされています。賞味期限が短い食材はオリジナルのホーカーフードに使われている物から一部材料を変更したり。Famous Eunos バッチョーミーは、今回の発売に向けて特別に商品を改良し、豚肉ではなく鶏肉を使ったハラルバッチョーミーにすることで、ムスリムの方にもお楽しみ頂けるようになりました。Qiu Lian のドライパンミーも同じくオリジナルの豚肉から鶏肉に変え、ハラル対応として発売。10種類のメニューのうち Jian Bo のツイクエ以外は全てハラルフードとなり、近隣のインドネシア、マレーシアに持ち帰って食べたい、おみやげに持ち帰りたいといった、これまでにもあった需要にも対応できるようになりました。
このニュースを最初に見た時、わぁ~食べてみたい! と思ったものの、我が家には電子レンジがないのです。以前使っていましたが、何年か前から使うのをやめて、食べ物を温める時は蒸したり、エアーフライヤーを使ったり、レンジがなくても困らなくなりました。
そこで、あそこのセブンイレブンなら店内で食べられる!と思い浮かんだ Punggol駅を降りてすぐ、品揃えも豊富なセブンイレブンへ行って食べることにしました。
行ってみるとあった、あった! どのメニューもあって、どれにしようかすごく迷いましたが、オリジナルの豚肉を鶏肉にしたドライパンミーにしました。レジへ持って行って、すっごく久しぶりに頭に浮かんだフレーズは「温めますか?」って聞いてほしいなと思ったのですが、そんなことは聞いてくれず😂😂 レジの後ろにレンジがあることを確認して、私から「Can you heat this please. 温めてください。」と言ったら、あそこにレンジがあるから自分で温めて下さいと言われました。🤣🤣
何分温めればいいのかな~とパッケージを見たら「何分」ではなくて、お店のレンジは 9番を押してくださいとありました。へぇ、おもしろい仕組み!とこんな些細なことにも感動しつつ。シンガポールのセブンイレブンでレンジ使ったの初めてです!
チン~!
2層になっていて具と麺が分かれて入っていました。日本のコンビニフードでは当たり前かもしれませんが、シンガポールでこのような 2層包装は増えてきましたが、まだ主流ではありません。細かい工夫が消費者層を広げていくのですねぇ。
お味はすごく美味しいといった訳ではなかったですが、1つのコンビニフードからたくさんの発見と体験があって楽しかったです。今後新しいホーカーフードシリーズも手掛けるとのことですし、味や品質の改良も重ねられると思います。変化を感じるのも楽しみになりそう。
明るく広々した店内で頂きました。
ホーカーフードシリーズの販売をしているのはシンガポール全土のセブンイレブン 460店舗中 420店舗。9割以上の店舗で取り扱っていますが、シンガポールのセブンイレブンは店舗によって商品数の幅に大きく違いがあるので品揃え豊富な店舗に行ってみると良いと思います。
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