シンガポール北東部の海沿い。ジョホール海峡に面し、対岸のジョホールバルも見える街ポンゴル。MRT 紫ラインでドビーゴートから北上すると終点の駅がポンゴル。
我が家はポンゴルへ 2駅のセンカン地区。センカンに住んで 12年経ちますが、この約10年、隣町ポンゴルの変わりぶりをずっと見てきて、その進化と発展に驚きます。
我が家がセンカンに住み始めた 2009年、MRT 紫ラインの特に北側はまだ開発されたばかりで、住宅地としてあまり人気がなかった頃。セラングーンの Nex もまだなく (Nex は2010年オープン) 、ファーラーパークの City Square がオープンしたばかりでした。(City Square は2009年オープン) ポンゴルの Waterway Point がオープンしたのは更に後のことで 2016年。
それ以前、紫ラインの住民が MRT で大型ショッピングモールへ行くとなると、乗り換えなしで一番近いのはドビーゴート、またはシティホールやオーチャードなど中心部まで行くのが普通でした。2009年にセンカンに引っ越した直後 City Square がオープンした時は、大きなモールに行くのがすごく楽になったと感じたのをよく覚えています。週末家族と一緒に車で行くならタンピネスもよく行っていました。その後セラングーン駅前が便利になったことで北東エリアが大きく変わりました。
それから、初めてポンゴルの街を訪れた 2007年のことをよく覚えています。当時はとにかく HDB しかなく、どの通りへ行っても HDB がドミノのように続き、整然と建ち並んでいました。あまりにも画一的で、仮想未来都市のように感じたほど。それと共に、失礼ながら、こんなに何もなくて不便な場所、誰が住みたいと思うのだろう? と思ったものです。
今でも初めてポンゴルを訪れる方から出てくる言葉は「ものすごい住宅の数だね」「えぇ、これ全部 HDB なの? コンドかと思った!」といった感想が圧倒的に多く、新しく建てられた HDB ばかりなので斬新なデザインだったり、外壁が綺麗で、街全体が新しいイメージ。木や緑も街を作るために植えているので、樹齢を感じるような立派な木が少ないのも特徴です。まさに住宅地として開発されたニュータウンそのもの。
シンガポールはどこへ行っても高層ビル、高層住宅ばかりですが、ポンゴルの街並みは、他の街とは印象がずいぶん違います。
長々といろいろ書いてしまいましたが、今日の本題は、まだまだ開発が進み続けているポンゴルで、ポンゴル中心部から更に北側の海辺 Northshore に 10月末 Northshore Plaza というショッピングモールがオープンしました。
さっそく何度か行ってみました。MRT でポンゴルから LRT に乗り継いで LRT で4駅、Samudera LRT 駅に直結しています。
LRT からの車窓風景。
LRT は乗り方がちょっと難しいです。間違えやすいと言った方がいいかな。
West loop 西回り と East loop 東回り の 2つあって、更にそれぞれのループに右回り、左回りの 2種類があるので、ぼーっと立っていて確認せずに乗ると、動き出してから違うループに乗っていることに気づいたり、逆回りに乗っていることに気づいたり。私はセンカン LRT で何度も間違えたことがあり、たまに乗ると今でも間違えることがあります。
急いでいなく時間がある時なら間違えても遠回りを楽しめるのですが、急いでいる時だと、うわーっまたやっちゃった! となります。
Northshore PlazaⅠ 2021年10月末オープンしました。
この地域住民向けのショッピングスペースで、大型ショッピングモールではなく規模は小さめですが、中央が中庭になっている風通し良く明るい雰囲気が好印象。
2階建てデカトロンはべドックやシティスクエアと同じ規模かそれ以上。
スーパーは FairPrice でも Cold Storage でもなく Giant !
REDMAN も入っています。
飲食店が少なめの印象でしたが、まだ一部オープンで開店準備をしている所もありました。現在オープンしているのは PlazaⅠのみで、年明けに道をはさんで反対側に PlazaⅡの別棟がオープン、これからお店もまだ増えそうです。先日記事にした紫色が綺麗な Red cane leaf ドリンクがある Fun Toast はこの Northshore PlazaⅠに行った時に飲みました。
Fun Toast の並びにあるオイスターパフ屋さんもなかなか良かったです。中にオイスターやエビが入っています。
道を渡って反対側、年明けにオープンする PlazaⅡ は海に面しています。
見に行ってみましたが、周辺 HDB はほぼ完成しているものの、細かい部分の最終仕上げ中といったところで、まだトタンの壁に覆われていて Punggol Waterway に直接出ることはできませんでした。
出られなかったけれど、ちょっとだけ海が見えるところからパチリ。遠くに見えているのは対岸 JBのコンテナ港。
Northshore Plaza 入っているお店はどこにでもあるようなお店ばかりですし、特に変わったこともないのですが、ジョホール海峡の海に面したロケーションはユニーク。ここまでお出かけする機会も滅多にないと思いますので、どんな場所か一度ぐらいお出かけしてみるのも良いかもしれません。
Northshore Plaza
LRT Punggol 線 Samudera駅直結
ポンゴルはこれから 10年、20年でまだまだ様変わりします。政府は Punggol を Digital District としてデジタル開発区、スマートシティにするためにすでに建設、開発が進んでいます。デジタル地区への大学移転もあり、今後ますます賑やかになりそう。そうそう新しい街ポンゴルは新婚ファミリーなど 20~40代ぐらいの年齢層が多く、お子さんがいる家庭は乳幼児、未就学児など、モールでも歩いている人が若いな!と感じました。日本と同じく高齢化の進むシンガポールですが、若いエネルギーがあふれる楽しみな地域でもあります。
コロナで人の流れが変わったことや、交通網の発展で郊外でも移動が便利になり、シンガポールでもこれから郊外地区のほうが注目を浴びる時期がくるかもしれませんね。
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