ブキブラウン墓地 ~ 眠れる森の深さに魅了されて

これまでにもブキブラウン墓地について何度か記事にしてきましたが、ガイドなしでブキブラウンの森の中を歩くのは初めて。11月にブキブラウンに行った時の写真を見た友達が森の中に行ってみようと言ってくれたのがきっかけで、森の奥深くへ入ってみることに。(* 2021年11月にブキブラウンについて書いた記事はこちら)

 

森の奥深くまで行ってきたのですが、まさにジャングル! 途中で道が分からなくなり、と言うかあまりに草木が深すぎて突然道がなくなる感じ。歩いてきた道もすでに草が深く、かろうじて人が歩いた形跡があるような所。大丈夫だろうと思って進むと更に深い茂みに入ってしまい、ちょっと進んだだけで戻るのも大変になって、それなら前に進もうと進めば進むほど身動き取れない程の深い茂みに。あのポイントで戻れば良かったと思う時には時すでに遅し。

 

幸いスマフォの電波が届かないような場所はなく GPS、地図アプリも使えていたので、方向が完全に分からなくなるといった心配はなく、こっちへ行けばメインの山道に出られそうだという見当がついたので安心感はあったものの、一歩間違えば失踪してもおかしくないぐらいのジャングルで、ケガなく戻ってこれて一安心、かなりの冒険でした。

 

山道を歩いて進みます。

 

最初に目指したのが ‘Avatar Tree’ と呼ばれているスポットで、ここに着くまでもちょっと迷いました。Google map で Avatar tree とサーチすれば出てくるのですが地図に道はないので、森の中で道をたどりながら。

 

急に視界が開けて Avatar Tree が見えてきた時は感動的でした。

木につるが巻き付いて何かの形になったよう。左の大きな木、何かに見えますか? 私はフクロウの形に見えました。

 

草がとても深くて、道はあるのですが、道がほとんど見えない場所も多く。

 

道に迷ってジャングルの中で身動きがとれなくなったのは、この Avatar Tree を見た後。

 

これぐらい道がはっきりしていれば大丈夫なのですが。

 

前を歩く 2人。私を入れて 3人で行きました。

        

私たち 3人は軍ボランティア部隊の仲間。ジャングルの中で土にまみれたりハードな訓練も経験しているのでちょっとやそっとのことでは驚かないですが…。怖いから戻ろうと言った言葉は一度も出てこなかったものの 3人ともちょっと心細くなった部分もありつつ、お互い大丈夫と励ます空気も持ちつつ。地図を見る人、先に立って歩く人、ポジティブな空気をつくる人、といった感じで自然と 3人の役割分担もできていました。

 

迷ったと言っても距離にして 1km いや 500m もなく、半径 200-300m ぐらいの森の中でのことだと思うのですが、草が深い所に入ってしまうとものすごい長く歩いたように感じてしまいます。

 

後になって写真を撮っておけばよかったと思うのですが、手で草を除けないといけなく、片手で草を除けつつ、もう片方の手で近くにある太めの枝に掴まりながら歩いて、その時は写真を撮っている余裕などありませんでした。

 

メインの道に出られた時はほんと一安心。

 

犬に注意のこんな看板も初めて見ました。

 

興味や好奇心のカタマリだけで冒険するのは危ないと認識したこと、大切なのは進むことだけでなく、まずいと思った時に戻ること。学びも多く、それと同時に手つかずの熱帯雨林に包まれ眠れる森の壮大さにすっかり魅了されてしまいました。

 
Google map でループになった道は散歩感覚で歩いて一周できます。ブキブラウンに初めて行かれる方はまずはこちらから歩いてみるのが良いと思います。( 赤い丸をつけた部分 )

 


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