今年もあの世と繋がる旧暦 7月、ハングリーゴースト期間に入っています。今年は 8月8日~9月6日。旧暦 7月の中日、中元節は 8月22日。
ハングリーゴーストについては、これまで毎年記事にしてきましたので、今回はその中でも触れていないことについて。
ハングリーゴースト期間、さまよえる魂があちこちにやって来るのですが、その中には大人の魂だけでなく、赤ちゃんや子供たちの魂もやって来ます。
ホーカーなど街中にあるハングリーゴーストのためにある祭壇をよーく見てみて下さい。台の上には食べ物、飲み物がお供えしてありますが、その台の下にも同じようにお供え物があります。
台の上は大人向け。台の下は祭壇の高さに手が届かない赤ちゃん、小さな子供たちの魂にも手が届くように、わざわざ下に置いてあります。子供向けには、お菓子、ミルク入り哺乳瓶、ヤクルト、ジュース、おもちゃ、紙でできたおもちゃなど、子供向けの物ばかり。上と下では置いてあるものが違って、そんな心配りが優しいなと感じます。
シンガポール人の中でも様々な意見があり、ハングリーゴーストについて気味が悪いという方も中にはいますが、古くからの道教の習慣で、特にご年配の方は、怖がるものではなく、魂を感じる時期と話す人も。道端のご飯を見かけると、私はゴーストさんたち、お腹いっぱいにご飯食べたかな~と思いながら通り過ぎます。
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