昨日出かけた時。シティホール駅に着いて MRT を降りると、目に飛び込んできたのは水没するマーライオン。
気候変動に対する政府広告とすぐに分かりましたが、ホーム一面の巨大広告と、メッセージ性の強さ、インパクトに釘付け。いい意味での驚きと、衝撃を受けました。時間に余裕があったのでホームにある広告をじっくり見てみました。
The climate is changing. Are you prepared for extreme rain and flooding ?
気候変動が起きています。豪雨や洪水への備えは万全ですか?
『 気候変動に対して真剣に取り組まなければ、このままではマーライオンもマリーナベイサンズも水没します。だから皆さん一人一人の協力が必要なんです。一緒に取り組みましょう。』 とは書いていませんが、そのような意味が込められ、強く伝わってくるメッセージ。
訴えてくる力がパワフル。ぐぐっと入り込んできます。
柱に詳細メッセージがありました。今年年初の記録的豪雨について書いてありました。気候変動が原因による記録的豪雨が多くなっており、水道局は洪水を防ぐために排水溝整備を始めとした洪水対策を拡充していますが、それだけではダメなんです。皆さんのご協力が必要です。
将来に向けて共に備えましょう。
The climate is changing, and so must we.
気候変動が起きています。私たちも変化しなければいけません。
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行きに MRT を降りた時は気が付かなかったのですが、帰りに別の階に赤いバージョンがあることに気が付いて、改めて衝撃。赤いバージョンのメッセージも強力なインパクト。Bedok Reservoir が温暖化で干上がって水不足になるストーリー設定。
ブルーバージョンと同じく柱に詳細メッセージがありました。2019年はシンガポールでも世界的にも歴史的な乾燥を記録し、水不足となりました。節水する習慣をつけましょう、温暖化防止のための節電、二酸化炭素排出量の削減に共に取り組みましょう。
The climate is changing, and so must we.
気候変動が起きています。私たちも変化しなければいけません。
■ Singapore Green Plan 2030
2月に Singapore Green Plan 2030 という国としての取り組みを政府が明らかにし、今月 3月にはその計画について詳細を発表しました。目的はシンガポールをグリーンで持続可能な国にするため。二酸化炭素排出量削減目標と、2030年までに建物の 80%を緑化する目標を設定、他にも具体的な計画、目標設定は多岐に渡ります。
この目標に真剣に取り組んでいく国としての意思表示。
シンガポール政府が環境への取り組みにここまで強く訴えていくのはなぜでしょうか? それについては次回に続けます。
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