青いご飯と色鮮やかさが際立つマレー料理 ~ ナシケラブ

ナシケラブ Nasi Kerabu ナシはご飯、ケラブはサラダ。サラダご飯、サラダライス、ライスサラダの意味のマレー料理。

 

ナシケラブはマレーシア東海岸、クアンタン、トレンガヌで主に食べられるご飯。バタフライピーで色付けした青いご飯、メインは鶏肉か魚、アヒルの塩漬けたまご、野菜、フィッシュミートを詰めた唐辛子、エビせんべい、サンバル、ブドゥ。

 

 

2015年 シンガポールからクアンタン、トレンガヌまで運転して旅行に行った時、トレンガヌの食堂で食べたナシケラブがとっても美味しかったのを覚えているのですが、食べる前にそれがナシケラブとは知らず。食べた後になって知ったのですが、それが初めてナシケラブを食べた時でした。

 

ご飯を青く色づけするお花のバタフライピーや野菜は、昔ながらのカンポン暮らしで裏庭に生えている野草をとってきて作る伝統的な家庭料理ですが、マレーシアでもそういった暮らしは少なくなってきており、ナシケラブはヘリテイジフードとして位置づけられています。シンガポールでもナシケラブがあるお店はとても少なく、近年シンガポールで提供されているのは、青いご飯と色鮮やかなプレートの第一印象が良くインスタを始め SNS の影響も強いと感じます。

 

こちらのナシケラブ、伝統的なレシピで作られています。

 

【 ナシケラブの特徴的なおかず 】

■ Serunding Ikan : ごはんの上にかかっている魚のフレーク、マレー料理はココナツフレークがかかっていることが多いですが、この魚フレークが美味!

■ Salted Egg : アヒルの塩漬け卵は殻がついたまま盛り付けます。

■ Solok Lada : 唐辛子にフィッシュミートを詰め (ヨンタオフーに多い具に似ています) ココナツで味付けしたもの。写真に写っていませんが、盛り付けるの忘れた~! と後から持ってきてくれました。

■ Budu : マレーシア東海岸特産の魚醤、魚と塩を漬け込んで発酵させたもの。魚を発酵させているので独特の臭みがあって、苦手な方もいらっしゃるかもしれませんが、この何とも言えない濃厚な調味料がナシケラブを引き立てるベストサポーター。お肉やご飯につけて食べるのが最高に美味しいのです。

 

このナシケラブが食べられるお店

Aroma Kampung
11 Kaki Bukit Rd 4, Bartley Biz Hub, Singapore 417806
Makan Empire というハラルフードばかりが集まるフードコート
* ウェブサイトの住所は移転前の住所になっているのでご注意

 

こちらのお店、今年初めまで Joo Chiat に素敵なお店があり、これまで何度も行っていたのですが、マレー料理のブッフェ形式だったので、コロナでブッフェスタイルができなくなり移転。伝統的なマレー料理を提供したいというマレー系の女性オーナーが経営されています。

 

移転後フードコートの中の 1店となり、以前のレストランの方が格段に良かったのはちょっと残念。現在のフードコートはアクセスも不便、お店の雰囲気も正直なところいまいち。多くの方は行ってみてがっかりするかもしれないので、おすすめしませんが、ローカルフードがお好きな方、ナシケラブを食べてみたい方がいらっしゃれば、お味は素晴らしいです。

 

ナシケラブはレギュラーメニューではなく特定の日にしかないのでお店の SNS でご確認ください

Aroma Kampung facebook
Aroma Kampung Instagram

 

*

 

他のお店、とあるホーカーのナシケラブ

決して美味しくないわけではないのですが 先の Aroma Kampung のナシケラブと比べると味の深みに欠けるかな。

 

シンガポールでナシケラブを食べられるお店はとても少なく、作る方も少ないのでめずらしいお料理。ご興味ある方は探してみてください。

 

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イラスト提供 Instagram @singapolah

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