潮州クエとオニ ~ 潮州の軽食とデザート

今日は潮州を代表する軽食とデザートについて。

 

我が家は夫の家族が父方も、母方も祖父母世代も皆潮州人なので、中華系の食べ物の中でいちばん馴染み深いのが潮州の食べ物。

 

潮州を代表する食べ物はたくさんありますが、手軽で食べやすい軽食の潮州クエと、潮州のデザート、オニについて。発音は似ているのですが「鬼」ではないです ^^

 

潮州クエ

 

潮州クエ 日本語読みはチョウシュウクエ、シンガポールではテオチュウクエと呼びます。潮州クエはクエの総称で、クエにはたくさんの種類があります。

 

Png Kueh プンクエ

桃型をしているのがプンクエ

 

米粉でできた皮、中身はおこわのようなもち米のご飯が入っていて、具は干しエビを使って炒めたしいたけ、ピーナッツなど。第一印象、甘い食べ物かと思ったと仰る方が多いのですが、ご飯とお餅が混ざったような感じ。皮は紅白 (ピンクか白)、色が違うだけで中身は同じ。お店によってピンク、白どちらもあったり、ピンクしかない所、白だけの所、様々。

 

桃は長寿の意味があり、長寿、お祝い事など縁起の良いことに向いているため、神様にお供えすることが多く、旧暦 7月のハングリーゴーストにたくさん用意したり、旧正月、結婚などおめでたい行事にも喜ばれる食べ物。

 

Soon Kueh スンクエ

餃子のような形をしているスンクエ

中身の具は、干しエビで炒めたタケノコ、ヒカマ (カブのような根菜) の千切り。歯ごたえの良いシャキシャキした感じ。

 

Ku Chye Kueh クーツァイクエ

 

ニラがたっぷり!! 具がニラだけの餃子のイメージ。お口の中でニラが拡がる独特の感覚で、好き嫌いあるかもしれませんが、たっぷりのニラが健康的なお味。野菜が苦手な方が多いシンガポール人は好まない方が多いですが、日本人の方は気に入る方が多いかと思います。ニラとチリソースが混ざり合う味が絶妙に美味しいのです。

 

これらのクエ、買ったその日のうちに食べるならそのままで。翌日以降食べる場合は冷蔵庫にしまって、蒸して温めるのも良いですが、パンフライにすると美味しいです。フライパンに油を薄くしいて、ちょっと焦げ目がつくくらいになるまで軽く焼きます。エアーフライヤーだと更にお手軽。シンガポールの方は 甘めのダークソースとチリソースを混ぜてつけます。お醤油もよく合います。お好みの味で。

 

パンフライするとこんな感じになります

 

潮州クエ専門店 2つ

■ Yong’s Teochew Kueh
Kovan 本店とイーストコーストに店舗があります

Ah Yee’s Soon Kueh
Joo Chiat お肉屋さん銀閣寺大西の隣

 

オニ

 

芋泥 Ohr Nee オニ 潮州のデザートと言えばオニ。潮州レストランのデザートメニューには必ずあります。ヤム芋のペースト。伝統的なレシピはヤム芋を調理する時にラードを使いますが、最近は他の調理油などヘルシーなオイルを使うレシピが多くなってきています。トッピングは、ギンナン、かぼちゃ、ココナツクリームなど。HDB 階下にあるようなチャイニーズスイーツ、クエなどを売っているお店や、ホーカーなど多くの所で売っていますが、美味しいオニを売っているお店は少ないです。

 

 

美味しいオニを売っているお店は、前述の Yong’s Kueh にクエと一緒に写真のようなプラスチック容器に入ったものを売っています。

 

潮州クエと言えば、有名なお店は Yong’s ですが、ホーカーなどシンガポール各地どこでもあります。お近くで美味しい物を探してみて下さい。

 

バナーをクリックで応援お願いします!

にほんブログ村 海外生活ブログ シンガポール情報へ
にほんブログ村
イラスト提供 Instagram @singapolah

右上角の赤いメニューから、読者登録ページで Email アドレスを入れて頂くと、ワードプレスのシステムより記事が更新された時に、お知らせが届きます。アメブロの読者登録機能と同じです。どうぞご利用ください。