Racial Harmony Day ~ 今日は違う民族が共に仲良く暮らすことを祝う日

Happy Racial Harmony Day !

 

毎年7月21日、シンガポールでは 「Racial Harmony Day」 という日があります。異なる民族が共に仲良く暮らすことをお祝いする日です。あえて日本語にすると、ちょっと堅苦しい表現になりますが、民族融和の日、民族調和の日といった意味を持つ日。

 

祝日ではありませんが、学校教育の一環として取り入れられており、シンガポールでは多民族が共存することの重要性について、子どもたちは小学校入学以前から日常を通して体感として学び、この時期チャイルドケア、プレスクール、小中学校ではお祝い行事があったり、多民族共生について考える時間を持ちます。

 

シンガポールで生活していると、人種、宗教、言葉が違う民族の人たちが仲良く暮らしていることが当たり前のように感じますが、1997年に Racial Harmony Day が制定された経緯は、独立以前の植民地時代から民族間での対立、衝突が絶えなかった歴史に由来があります。

 

1964年7月21日 に起きた民族間の衝突による暴動事件で、中華系住民とマレー系住民との間で人種差別や宗教的、政治的対立が高まり死者、負傷者が多数起きた暴動が起きました。この事件をきっかけに人種、宗教、言語、文化などの違いを超えて共生することについて国家的に政府主導で進める事になります。

 

多民族国家、多民族共生社会 – これは Racial Harmony Day に限らず、シンガポールが国のありかたとして最も重要にしていることです。

 

多民族、多文化が共存する社会は当たり前に存在するものではなく、多くの人々による日々の努力や意識の積み重ねによって実現しているのです。

 

今日はリー首相も Racial Harmony Day について触れていらっしゃり ”what is important is that we never take our peace for granted.” 平和は当たり前にあるものではないとのメッセージを届けています。

We celebrate Racial Harmony Day every year, but it is strengthening racial harmony that demands constant effort and…

Lee Hsien Loongさんの投稿 2020年7月20日月曜日

 

 

Racial Harmony Day特別企画

Racial Harmony Day によせてイベントを企画しました。オンライン開催ですので世界のどこからでもご参加頂けます。

【イスラエルとパレスチナの歴史から学ぶ、多民族の対立と共存について】

まだ人数に余裕がありますのでご参加お待ちしております。

 

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イラスト提供 Instagram @singapolah

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