「取材依頼」 というタイトルのメールを受け取りました。
日本語で書かれたとても丁寧なメールで、シンガポール人の方からでした。
私のインスタで「シンガポールの『人』の写真を撮ってリアルな Singapore Life を発信しているのがとても興味深く、お会いしたいです。」と連絡をくれました。そんな日本人がいることをシンガポールの方達に伝えたいとのこと。
2019年8月に誕生したばかりの Akadot
「日本」と「シンガポール」をつなぐストーリーを映像を通してお伝えするオンラインメディアを運営する Esther さん。
やりとりをしてお会いすることになったものの、お会いするまでどんな方かは分からず。
シンガポール人女性で、キーワードは、インスタ、動画、日本とシンガポール、となれば20代の女性かな?
日本語がとても上手で、シンガポール人のエスターと申します。と書かれていたのでご両親のどちらかが日本人のハーフでもなさそう…。
勝手な想像をめぐらせつつ、どんな方かなぁ~。ちょっとドキドキしつつ待ち合わせ場所へやって来たのはこんなに可愛らしい女性でした。
彼女が日本人で、私がシンガポール人なのではないかと錯覚するほど日本人らしい Esther さん。
話せば 話すほど彼女と私は真逆でありながら一致した想いを持っていて、日本が大好きで、日本の良さ、日本から学ぶことをシンガポール人に伝えたい彼女。
シンガポールが大好きで、シンガポールの良さ、シンガポールから学ぶことを日本人に伝えたい私。
シンガポールと日本が入れ替わっているだけで、あまりにたくさんの事が共通していて、思わず笑ってしまったり、お互いに共感することも多く話しがはずみました。
Esther さんは 東京大学 行動文化学科の卒業。シンガポールの大学に入ってから日本の大学へ留学という形ではなく、シンガポールの高校を卒業して、直接、東大へ入学されたそう。最初の1年は東京外国語大学で日本語の勉強をしたそうです。
外大の学生は外国人慣れしていて友達になりやすかったけれど、東大ではすごく苦労したというエピソードも。友達の作り方が分からなかった。そんなことも話してくれました。
これ どんな人も、多かれ 少なかれ 異国で直面する最初の問題だと思います。私自身もそうでした。
卒業後はシンガポールへ戻り、メディア関連のお仕事をされていました。Mediacorp の関連会社でテレビ番組制作を行うメディア、映像の仕事に携わり、映像の力によって、そこにいなくても、そこにいるような感じを届けることができる映像の魅力を感じ、特にドキュメンタリー制作に興味を持っていることが、現在の Akadot での映像制作に繋がっているそうです。
また 以前は、J plus でおなじみの COMM でもお仕事されていました。
そしてお互いに
どうして日本を伝えたいのか?
どうしてシンガポールを伝えたいのか?
そんなことも話しました。
日本人は夢を持っているけれどシンガポール人は夢を持っている人が少ない。だから、何かに一生懸命な日本人から何かを学んでほしくて、日本から学んだことを伝えたくて、日本とシンガポールを繋ぐことをしたい。
シンガポールの人に日本を好きになってもらえるように、シンガポール人に伝えたい。
そんな想いで、もともと好きな映像の知識とスキルを使って発信を始められたそうです。
彼女の活動はこれからどんどん育っていくと思いますので、また今後ご紹介させて頂く機会があると思います。
素敵なご縁に感謝。
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イラスト提供 Instagram @singapolah