ローカルフード天国、ペナンでの食べ歩き記録 2つめはナシレマ。
本当に美味しいマレーシアのナシレマを食べたら、シンガポールのナシレマはナシレマではないと言っても過言でない程シンガポールで美味しいナシレマを見つけるのは至難の業です。そう思うようになったのは数年前にペナンで「これがナシレマだ!」と言えるナシレマに出会って以来のこと。それ以来、マレーシア人の友人、知人たちがシンガポールに美味しいナシレマはないと言う意味がよーく分かるようになりました。
ペナンを旅して美味しいナシレマに出会った後、シンガポールにも同じ味があるのではないか、あの味をシンガポールでも食べたい!と、あちこちナシレマを探した経験もあります。何年も探して、かなり近い味に 1つ2つほど出会いましたが、シンガポールでマレーシアと同じ伝統的なナシレマの味はほぼ存在しません。
私が持っていたナシレマの常識を変えてくれたのが、ペナン Beach St の Sri Weld ホーカーにあるナシレマ屋さんのナシレマ。Ali Nasi Lemak という有名店です。初めて食べた時、お店のことは何も知らず、たまたまそこのホーカーへ行った時に買って、座ってそこで食べました。
最初の一口で んんっ!?!? と感動的な美味しさにびっくりしたのです。シンガポールでも親しみ深いローカルフードのナシレマなのに、なんだか味がぜんぜん違う! 食べたことのない味に衝撃を受けました。何が衝撃だったかと言うとサンバルの辛さのパンチ力。深みのある辛さ!そしてとても素朴です。マレーシアナシレマは日本の食べ物で何がいちばん近いかと考えれば、おにぎり🍙 (シンガポールのナシレマはお皿に乗って出てくるのでおにぎり感ないです。)
今回 Ali Nasi Lemak で買って、持ち帰ってホテルで食べました。
こちらが一番最初に衝撃のパンチを受けた同じお店のナシレマ。数年経って想い出にも深みが増してきました。
コロナでお店はなくなったりしていないだろうか? と思っていたところ、つい最近シンガポール在住でペナン出身の友人が里帰りで一時帰国し Ali Nasi Lemak の美味しさは健在だったと、私がここのナシレマが好きなことを知っていて、わざわざ連絡をくれました。
2019年12月 以来の再訪にちょっとドキドキ。ホーカーに近づいた道で、すれ違う人が赤いビニール袋を持っているのを目にして、ナシレマを買って帰る人に違いない!と思いワクワク。
変わらず営業しているお店を見てホッ。すぐに買わないで、先に作っているところに近寄ってみました。バナナリーフにご飯を盛ったり、サンバルソースをかけてパッキングしているところ。
入っている具の種類ごとに並べて売っています。ホーカーで食べてもいいし、現地の方は持ち帰る方が大多数なのかな。昨日買った時、私の前の若い女性は 20個ぐらい大量に買っていて、朝だったのでオフィスに持って帰ってみんなで食べるのかなぁと思ったりしました。
1つ 2リンギット (シンガポールで 70セント) 、おにぎりの方がお値段もうちょっとしますが、朝食にコンビニでおにぎりを買って食べるような感覚に近いです。それぐらいシンプルな食べ物だからこそ、サンバルのパンチに衝撃を受けたのは忘れられない想い出。サンバルの味はちょっとヒリヒリするぐらいスパイシー!
質の高い料理でサプライズを創り出すのはいくらでもできますが、手軽なお値段でこれだけの感動や楽しみを体験できたり、自分で楽しさを見つけ出すのがストリートフード、ホーカーフード、ローカルフードの魅力。
Ali Nasi Lemak Daun Pisang
Beach Street の Sri Weld Food Court
George Town, Penang
* 検索すると似たお店の名前がいくつか出てきたりしますが Sri Weld ホーカーに行けば間違いありません。
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