この 1週間ほど泣いて笑って感慨深い毎日が続きました。
娘、小学校卒業。
シンガポールの学校は今が卒業時期。11月下旬に最終学期が終わると、年明けまで 6週間の長期休暇に入り、1月から進級なので、すでに長いお休みに入っています。コロナ以前なら海外旅行に行くご家族が多く、今頃から年末まで出国と帰国のニュースでいっぱいになるのですが。
先週は卒業式でした。卒業式と言っても日本とはちょっと違う雰囲気で、卒業証書授与もなく、「式」よりも卒業パーティといった感じ。
今年はオンライン開催。子どもたちは学校に行きましたが、事前に撮影済みのビデオを Youtube ライブで流して各クラスから見る形式。保護者は自宅から同じ Youtube ライブにアクセスしました。毎年クラスごとにダンスや歌のパフォーマンスがあり、体育館で披露するので、それを事前撮影したものをオンラインで見ました。
卒業式の日の朝、娘のカバンを見たらいちばん上にポケットティッシュが 3つも入っていたので、どうしてこんなにティッシュ入っているの、使わないのは置いて行ったらと言うと、泣くかもしれないから多めに入れたと。そんなやりとりをして学校に送り出しました。
オンラインではパフォーマンスの他に、1年生からの写真の数々など、6年間のことを思い出すと、何が流れてきても、私は涙が溢れてきて止まらなかったのですが、娘はぜ~んぜん泣かなかった!アハハハ! と楽しそうに帰ってきました。
でもね、卒業式は泣かなかったけど Jちゃんからの手紙に感動して泣いちゃったの。
読んでもいいよ、と見せてもらったのは、小学校でいちばん仲良くしていた友達からの手紙。ピンク色の A4 用紙に何種類かの色ペンを使ってカラフルに書かれ、小さな文字がいっぱいに詰まった英文。友達になってくれてありがとうといったこと、友達の Jちゃんはあまり勉強が好きでなかったけれど、今年 6年生になって卒業試験に向け勉強が大詰めになってきた頃、一緒にやった宿題で娘に励まされてやる気になったこと、Jちゃんが病気で学校を休んだ時に娘が気に掛けて連絡したこと… いろいろ、いろいろ。
I am lucky to have a friend like you. Without you I probably not who I am today. You are a definition of a friend. で締めくくられていました。直接的な表現をする英語とは言え、小学校 6年生のお手紙に胸いっぱい。何よりもこんなにいい友達ができたことに胸が熱くなりました。
仲良しの友達とプレゼント交換をしたり。これは娘がお友達からもらったプレゼント。
先生からもらって帰って来た卒業のひつじがすごくカワイイ!
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娘は学校で仲良しの友達ができなく、いつもひとりぼっちなことにとても悩んだ時期があり、夜寝る前になると泣いて話すことが長く続いた日々もありました。親はアドバイスをしたり、話を聴くことはできても、どうにかするのは本人。どうにかしてあげたいと思っても、辛いことや苦しいこともその経験が後で実になると信じて励まし、じっと見守るしかない時もありました。
それでも学校に行きたくないと言ったことはなく、元気に卒業できました。1人でいいから本当にいい友達もできてよかった。悩みの種からは実ができて花が咲いたようです。
卒業おめでとう。6年間がんばりました。
この後、6年生は卒業式後に卒業試験の結果発表という、もう 1つ大きなイベントがあり、再び悲喜こもごも。卒業試験結果発表についてはまた次回へ。
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