みな同じ時間を過ごしているのに、その「時・とき」の捉え方は民族によって、そして人によっても違うもの。同じ場所にいながらまったく違う視点で時を見ると、そこに違う世界が見えてくるのがどこか不思議で神秘的な気持ちになります。その異なる時を日常生活のなかで体験することができるのが、多民族国家シンガポールの魅力でもあります。
■ 旧暦 (チャイニーズ)
今年の旧暦は 2月が 2回あって、今がその閏月。日本では 4年に1度 2月29日がやってくる閏年がありますが、旧暦の場合は、数年おきに 2月が 2回あります。閏月は規則的ではなく、数年おきにやってくるのも時の神秘を感じます。
この日めくりを毎朝 1枚ずつめくるの、ほっこりします。
■ ヒジュラ暦/イスラム暦
イスラム教の方に使われるヒジュラ暦。今はラマダン月で、イスラム教徒の方々は断食期間。ヒジュラ暦では 9月に当たります。ラマダンも最後の 1週間に入り、ラマダン月の中で最も宗教心が高まり神聖な時に入っています。
■ タミル暦
タミル暦では 12月が終わり、4月14日タミル新年を迎えました。タミルコミュニティの他にも多くのインド系コミュニティで新年が祝われます。
常夏で季節がないとよく言われるシンガポールですが、季節の移り変わりはなくとも、民族ごとに異なる「時」は季節の移り変わりのようでもあり、これが多民族国家シンガポールの美しさを感じる時でもあります。
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