TEL – 地下鉄 Thomson East Coast Line 現在 9駅が一部開通。北側 3駅が先に開通したのは 2020年1月のことで、すでに 2年が経とうとしています。今年 8月末に次の 6駅が開通。
まだ一度も訪れたことのなかった TEL を体験してきましたが、アーティスティックで感動的な美しさ。見どころはたくさんあるのですが、特に駅のデザインが素晴らしかったので 9駅についてまとめました。
<2021年8月末開通の 6駅>
1) Caldecott
2) Upper Thomson
3) Bright Hill
4) Mayflower
5) Lentor
6) Springleaf
TEL 旅の始まりはカルデコット駅から。現在開通している TEL の中では一番深さがある駅で、深さ 35m。シンガポールで一番深い駅は DTL ベンクーレン駅 43m と、それには及びませんが、深さの迫力を感じる駅。
巨大「X」のデザインに、白、シルバーグレイ、赤の色使いがキレイ。9駅の中でもいちばん記憶に残る印象深い駅でした。
エスカレーターが長いので壁をじっくり見ながら。唐草模様かなと思ったのですが、スマイルマークをデザインしたものだそう。
マクリッチ貯水池に近いアッパートムソン駅。駅の壁のデザインが波形で、貯水池の水面を表しているのかなと思ったのですが、そうではなく、風が砂に残した痕跡をデザインしたもの。ゴールドのような色使いが上品さを感じます。
マクリッチは自然豊かで野生の猿がいます。駅や出口への通路にお猿さんの絵が描かれていて、たくさんあるので見つけて下さい!
Bright Hill と言えば光明山という有名なお寺があり、光明山普覚禅寺はシンガポールで一番大きな仏教寺院。敷地内には仏教学院もあります。
駅は天井に川が流れているように見えますが、川ではなく、森の樹々をデザイン。森の中で樹々の先端が触れ合うことなく寄り添って成長し、川のような隙間ができることを表現しています。
壁の六角形デザインは、駅名の Mayflower お花とハチの巣から得たインスピレーションを表現しています。
Mayflower 駅から徒歩で行ける Bird Singing club 鳥愛好家倶楽部が有名で、駅構内には鳥が 22匹います。(もちろん本物の鳥ではなく彫刻 !) 駅出口が 7つあり、通った場所で見つけた小鳥だけですが、駅出入口に多くありました。見つけてみて下さいね。
幾何学模様のような壁のデザインですが、熱帯雨林の葉っぱをアーティスティックにデザインしたもの。
駅名の通りスプリングリーフ、葉っぱをデザインした緑がさわやかで心地いい!
リフトに描かれている絵がとてもユニーク。スプリングリーフ駅を出るとすぐに並んでいるショップハウスと自然の融合で、大きな木が描かれているのですが、よーく見ると魚がいたり、道教の神様がいたり。空想的な絵がおもしろくて、しばらくそこに立ってずーっと見ていました。
<2020年1月末開通の 3駅>
1) Woodlands South
2) Woodlands
3) Woodlands North
先に開通した 3駅については、陸運局による駅のオフィシャル解説がなく、デザインの意味が分かりませんでした。
葉っぱとお花をデザインしたと思われるモザイクアートが素敵。
ウッドランドはゴム農園だった歴史があり、ゴムの木がたくさん生育していたことをデザインしたと思われる木のデザイン。広々としていて明るい駅が眩しいくらいに美しかったです。
終着駅 Woodlands North はタイルのデザイン。Republicポリテクニックに近く駅利用者のほとんどが学生さんでした。
■ TEL2 (後に開通した6駅) のデザイン解説は LTA (Land Transport Authority) 陸運局の TELページにあり、こちらを参考にしました。
お分かりの通り、各駅のデザインは駅の名前、背景や周辺地域に関わるテーマでデザインされており、どの駅もアーティスティックでデザイン性、エンターテイメント性も高くて感動しました。帰りに TEL から CCL に乗り換えた時は別世界に移動するように感じたほど。
駅だけをまとめました。沿線にある食べ物屋さん、その他の情報は別記事に続けます。
ランキングに参加しています
シンガポールのイラストバナーをクリックで応援お願いします!
↓
にほんブログ村