シンガポールのゴミ処理事情(1) ~ ゴミ最終処理島セマカウ島とは 

シンガポールのごみ処理事情、日本や他国と比べると最初は驚きますね。

 

生ごみからプラスチック、ビン、缶、電池まで。あらゆるものの分別をしないで何もかも一緒にして捨ててしまうシンガポールのごみ事情。ビニール袋に入れてダストシュートから 24時間/365日 いつでもポイ。以前、日本から我が家に遊びに来たお友達がその様子を見たとき、それはそれは衝撃だったようです。

 

分別をしないごみ処理のやり方に疑問を持って、シンガポールのごみ処理事情について知りたい、シンガポールのごみ事情について調べていたらブログに辿り着きました。というご連絡、多くはないのですが年に数回あり、セマカウ島について知りたいですというリクエストを最近頂いたこと、ちょうど先日セマカウ島のこれからについて最新アップデートがあったので、2年前に訪れたセマカウ島について改めて記します。

 

セマカウ島とは

 

セマカウ島はシンガポール唯一の埋立でできた島で、ごみ焼却後の灰を海に埋めてできた 「ごみの島」ごみ最終処分島です。

 

シンガポールの南、約8kmに位置

 

1980年代まで漁村だった島から住民を本島へ移動させ 1990年代に建設。隣にあった Sakeng島 と Semakau島をくっつけてできたのがセマカウ島。1999年にセマカウ島が完成。2つの島を合体させてできた島の一周は約7km。10m 幅の堤防兼道路を建設して、島をぐるっと周れるようになっています。Cell セルと呼ばれる仕切られた島内を焼却後の灰で埋立て 1999年から埋立を始め 20年以上を経て半分以上が埋め立てられています。

 

セマカウ島の航空写真
* 2020年9月 Straits Times 記事からの写真

 

2018年6月と9月、2度セマカウ島を訪れた時の写真

 

島ではさまざまな研究、取組が行われています。知恵と技術を駆使しごみ処分だけにとどまらず Waste Management ビジネスとしてドイツ、日本との合弁事業でベトナムなど他国へ売り出しています。

 

セマカウ島は2035年で満杯になる予定

 

 

焼却した灰で島を埋め立て、地図の上側 (緑部分) はすでに埋め立てが終わり満杯になっています。現在は下半分を埋め立て中で、この部分が満杯になるのは 2035年と予測されています。ごみの出るペースが予測以上に早ければ 2035年まで持つかどうかも分からず 2030年以降は赤信号が灯ると言われています。

 

セマカウ島が満杯になった後はどうするのか? シンガポールのごみはどうなってしまうのか? 島の一部を拡張して面積を広くすることは選択肢の1つとして可能なようですが、国土の狭いシンガポールにセマカウ島を何個も作ることは現実的でなく、根本的な解決になっていないと特にこの何年も言われてきて、近い将来やってくる満杯の期限までにどうにかしないと、という課題になっています。

 

実際に島で行われているごみ処理、島での取り組みと、セマカウ島の今後について次の記事に続けます。⇒ 後編はこちら

 

★ セマカウ島は個人で自由に訪れることはできず、環境庁へ申請を出して組織、グループなどで島を訪問することができ、決められたルートを見学できます。島は環境庁に認定されたガイドさんだけが案内をすることができ、シンガポール観光局公認ガイドでもあります。2020年コロナになってからは島の見学ツアーは全面的に中止、再開が期待されています。

 

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イラスト提供 Instagram @singapolah

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