週末にようやく軍のトレーニング全日程を終えました。3段階のフェーズで途中、間隔を開けつつも合計 13日、約 1ヶ月に渡る日程を終えて一安心。今週に入って再びいつもの日常を取り戻しているところです。
アップダウン、とにかくいろいろありましたが、無事に終えられたことに感謝。
最終日は新人隊員のトレーニング修了式を見届け、卒業生を見送るような気持ちになり熱いものがこみ上げました。
トレーニング中の様子は、10月11日シンガポール軍公式 facebook ページにハイライトがアップデートされています。
いやぁ… それにしてもハードでした。
私は体育大学出身で、陸上部で中長距離をやっていました。大学でいちばん厳しい夏の合宿は 1週間で 300kmほど走行距離を積むのですが、軍のトレーニングはそんなのよりもずっとずっとハード。長距離走るのが楽とは言わないけれど、走るだけでいいなら、そのほうが天国に感じるぐらい。想像に及ばない、想像を超えたタフなトレーニング。私自身は 7年前に入隊した時にこの基礎訓練を受けていますが、今回教育実習生の立場でもう一度基礎訓練を一通り経験し、改めてそのタフさを心身に刻み込みました。
7年前の衝撃の記録は記事にもしています。
『シンガポールについて発信し続けられる原動力となるもの ~ 大きく影響を受けた軍隊での経験』
途中でギブアップしてもおかしくないぐらい、途中で倒れてもおかしくないぐらい、なんでこんな大変なことやってるのか、やめてやる! って思ってもおかしくないぐらいタフな訓練。それでも誰かにやれと言われたのでもなく、自らの意志で決めたからやり遂げられること。
自分でやると決めたからできる以外に、私が感じているもうひとつのこと。何年も軍の活動をしているうちに気づいたことがあります。もしも前世があるとしたら…。 私は過去、戦いを成し遂げられずに無念に死んでしまった兵士だったのかもしれないと思うことがよくあって、軍の活動をしている最中、なぜか無性に悔しいと感じることが何度もあるのです。逆に何かを成し遂げた時、心の底から湧き出るような嬉しさを感じることもあります。理由もなくこみ上げてくるような、魂に動かされているかのような。昔々達成できなかった続きを今やっている、それだけで魂が喜んでいるのを感じるから、続けられている…。それだけが理由ではないですけどね。
いちばん大切なのは訓練で学んだ経験を、軍の活動の中だけに留めておくのではなく、日々の生活の中に展開していくこと。学びのエッセンスを、今後もシンガポールを伝える活動の中に一層活かしていきます。
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