11月に初めて干潮ウォークを体験した我が家。学校も長期休暇に入り、また行ってみたいと娘のリクエストで、干潮のタイミングをチェックして再びチャンギビーチに行ってきました。
* 11月の干潮ウォーク記事はこちら
チャンギビーチパークは海岸に沿って長~く続いていて、駐車場が 1~6まであります。( Changi Beach Car Park 1-6 ) 前回は Car Park 4 辺りの海岸沿いを歩きましたが、今回は少し場所を移してさらに東へチャンギフェリーターミナルまで行きました。チャンギビーチのいちばん東端になります。
前回もそうでしたが、海辺を歩き出すとすぐに海の生き物たちが見つかりました。
ウニ、緑がかった色をしていて Green sea urchin と呼ばれています。こちらが生きている状態。
こちらはその殻。
殻がアート作品のような美しさ。草間彌生さんの作品みたいだな! と思いました^^
今回はヤドカリもたくさん見れました。貝の大きさ 5-6cmぐらい。
動き回っているヤドカリが少なく、こうして中でじっとしているのが多かったです。人がずいぶん多く来ていたので人間に見られることが嫌だったのかも。
こんな小さなのも。1cm ぐらい。小さなヤドカリはしゃがんで見るといっぱいいて、海水がたまった所でちょこちょこと動き回っていました。
夫がつまんでみました。
Flower crab. Blue swimmer crab とも呼ばれ、オスは青っぽく、メスは茶色っぽい色。シンガポールに多く生息していて、食用としても好まれています。
写真に撮るのが難しいような小さなカニもたくさんいました。脱皮後のカニが多く、海岸に殻だけになっているものも多く見ました。
誰かが捕まえたようで袋の上に置かれていました。大きくて 直径 30cm ぐらいありました。
前回も見れたカブトガニ、今回はもっと大きなものに遭遇しました。15-20cm ぐらいの大きさ。
甲羅にフジツボ (?) がいっぱいついていて貫録を感じます。カブトガニも脱皮して大きくなるので、海岸に打ち上げられているのは脱皮後の甲羅だけかと思います。
前回見たのは 10cm ぐらいでした。
カブトガニは中国漢方の材料として使われ、前回カブトガニを見た時、夫は娘にその説明をしていました。私も初めて知り、娘と一緒になって興味深く聞きました。
これはびっくり、こんな生き物初めて見たし、名前も初めて聞きました。羽根ペンのような形をしていることから Sea pen シーペン。ウミエラの仲間。
歩いていてこれに気づいた私。これ不思議な形しているけど海の生き物だよなぁ、何だろうなぁ、としゃがんで見て、夫と娘を呼んで。オレンジの棒状の所をちょっと触ってみたところ、ぷにぷにっ!
その日 NParks のネームタグをつけた方たちがたくさん来ていて、海辺を歩いている時に何度もすれ違ったので、ちょっとこれ見てください! と呼んだら、こっちへ来て、おぉ、これはすごい!と、その方たちも初めて見た、珍しい、今日は珍しい物がいっぱい見れるなぁと言っていました。
後からこっちへ来てくれた NParks の若い女性スタッフが、ちょっと待って、えーっとこれは…とすぐに手持ちの資料を見てくれ、シーペンと教えてくれたのでした。
前回と違って、今回落ちている貝のサイズが大きい物が多かったです。貝の中に生物はいなくて、どれも貝殻だけですが。
こんなキラキラ光る貝も多く見かけました。
*
ガラスなど含めいろいろな物が落ちているのと、海藻で滑りやすく、どろどろの沼状になっている所ばかりなので、ビーチサンダルは歩きにくく、安全面からもスポーツシューズがおすすめ。ほとんどの人は、アクアシューズを履いていました。
マリンスポーツ用アクアシューズ
(デカトロンシンガポール ウェブサイトよりお借りしました、画像をクリックでサイトに飛びます)
我が家は 3人とも古いスポーツシューズを履いて行ったのですが、帰ってから靴を洗うのがけっこう手間だったので、何度も行くならアクアシューズの方が洗うのも楽で良さそう。スポーツ、レジャー用品がお手軽価格で買えるデカトロン重宝しますね。
もうひとつ気になったのは海岸のゴミと人。捨てられたゴミ以外に、遠くから流れ着いたゴミもあるのでしょうけれど、干潮ウォークをしながら、大きな袋を持ってゴミ拾いをしている方も見かけました。
それから海の生き物たちは、足元を気を付けていないと簡単に踏みつけてしまうこともあり、意図せず知らずに踏んでいることもあると思います。ヤドカリがなかなか出てこなかったことからも感じた通り、私も海の生物を脅かしているうちの 1人だと思うと、ちょっと複雑な気持ちにもなりました。
生き物を捕って持って帰ったり、生態系を壊すようなことはやめましょう。バケツやシャベルを持ってきている人も多く見かけましたが、つかまえた時はまた海に戻して。マナーを守って多くの人が気持ちよくマリンレジャーを楽しみ、自然に親しめるとよいなと思いました。
■ 干潮のデータをチェックするのはこのサイトが分かりやすいです。
(前回 11月の記事をご参考ください)
このデータから見ると次の干潮ウォークに適しているのは 2022年1月2日、3日、4日の夕方から日没頃。1月4日は最も潮が低くなる時間の 1時間前ぐらいから行けば明るいうちに歩けます。
1時間ほど海辺を歩くだけでたくさんの海の生き物を見ることができます。
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