TEL – 地下鉄 Thomson East Coast Line 9駅のデザインについてまとめましたので、その他のことについて書いてみます。知っていても役に立つものでもありませんが、知っているとその場所を通る時にちょっとだけ楽しくなるような豆情報です。
TEL 各駅に行ってみると、最初に感じるのが明るさです。地下鉄駅とは思えないショッピングモールのようなキラキラした照明にちょっと戸惑うほど。陸運局の説明を読むと、よりよく見えるように意図的に明るいデザインを採用しているとのこと。
夫と一緒に TEL を見に行ったのですが、夫は陸運局で公共交通網の電気関連エンジニアとして働いています。MRT 建設事業には携わっていませんが、私がトムソンラインはすごく明るいね!と言うと、パッと見て照明の数がぜんぜん違うと言っていました。MRT に限らず公共施設の照明は LED に置き換えられ、初回導入コスト、ランニングコストともに低くなっているので、数を増やしてもこれだけ明るいものを作ることができるそうです。
例えばホームの細長い照明。TEL では間隔が小さく連続していますが、他のラインを見るともっと大きな間隔があいています。TEL では階段、エスカレーターにも照明が多いのが特徴。
駅の案内表示がよりくっきり、はっきりして見やすくなりました。TEL 開通から採用された出口番号は、これまでの ABC に代わって 123 と数字になりました。
大きな文字、表示など確かに見やすくなったと感じます。
TEL で乗り降りしているうちに気が付いたのが、車両内の色がいくつかあり、4両編成の各車両で、吊り革と椅子の色が違うことに気が付きました。白、黄色、赤、黒とあるので、ちょっと気にして見てみてください。どうでもいいことながら、気付いた時はひそかに「おぉっ!」となりました (笑)
他の線は扉が 4ドアですが、TEL は 5ドア。乗り降りが一度に多くできる車両デザインで中国製車両。ブレーキシステムはドイツ製、バッテリーボックスはフランス製、エアコンと液晶ディスプレイは日本製など、世界各国からの技術が寄せ集められています。
駅を出てすぐ車を乗り降りするエリアでは、段差のないデザインになっている駅が多くありました。設計上の理由でしょうか、全駅ではなく段差がある駅ではスロープになっていたり。車いすや杖、歩行器具を使う方に優しい設計、これからの高齢化社会も見据えているのでしょう。
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完成すると全長 43km 無人運転の地下鉄では世界最長になるそうです。これから先オーチャード、グレートワールド、マックスウェル、シェントンウェイなど中心部を通り、ガーデンズバイザベイから東方面のカトン、マリンパレード、ベイショアを通って最終的にチャンギ空港までつながる壮大な計画。今後の開通もとても楽しみです。
最後の記事は TEL 沿線の食べ物屋さんをいくつかご紹介します。
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