早や 8月最終日。
このところ日本の両親や友達から「夏の終わり」「夏が終わっていく」という表現をよく聞きます。夏から秋への季節の移り変わり、気温がぐっと下がってくると、どことなく寂しいような気がしますね。
シンガポールは常夏ですが、長く住んでいると気候の変化や、季節の移ろいを感じます。もちろん四季のある国のようにはいきませんが。
常夏でも季節由来の行事があったり、旬の食べ物があったり。8月が終わると、秋のお祭り中秋節がやってきて、例年なら F1開催、ディパバリと秋を感じるイベントが続いたらクリスマス、年末年始と 9月からは年末まで一気に駆け抜けるような 1年。
8月のナショナルデー月間が賑やかなだけに、日本の夏が終わる時期のように、9月に入って国旗が取り外されていくのを見ると、秋に入るのだなぁと感じます。
私の今年 8月の想い出は、コロナ禍で行われたナショナルデーでの任務でした。
忘れられない光景、残しておきます。
初めて見た幻想的な光景
国旗飛行儀礼のヘリが飛んでくるのが見えた時、私は他の隊員仲間と一緒にエスプラネードブリッジで任務中でした。私たちに向かって真正面に飛んでくるのが見えました。
だんだんとこちらに向かって近づいてきて、ヘリの音が大きくなると、周辺の樹々の中で休んでいたであろう鳥達が一斉に飛び立ちました。ヘリと国旗を包むように飛ぶ鳥達が幻想的な光景。天国にいるような気持ちになりました。
この後、国旗に向かって敬礼したので、これが一番近くで一番綺麗に撮れた一枚。
背景の空で優しい綿雲のような空は、その前にパラシュート降下隊レッドライオンを乗せた軍用機が、上空で何重にも円を描いて飛んでいた跡が散って広がったもの。
みなさんの 2021年8月の想い出はなんでしたか？
新たなフェーズに大きく近づく秋となりますように。
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