フード記事のシェアについて ~ 世界をどう見たいのか

シンガポール人の友人が管理、運営をしている facebook グループでシンガポールのヘリテイジフードについて情報シェアをするグループがあります。

 

先週そこへ友人がアナウンスしたのは「否定的でネガティブなコメントや投稿があまりにも多いため、グループを閉鎖したいと思います」という内容でした。

 

日本人向けではなく、現地の方向けに情報をシェアするグループで、ホーカー、コーヒーショップなどローカルフードの美味しいお店の情報などをシェアするスペース。

 

彼が言っている「否定的でネガティブなコメントや投稿」はどんなものかと言うと、どこどこのホーカーの何々を食べたけれど最悪だったとか、サービスがひどかったとか、率直な意見を出すという意味で良い面もありますが、それをどう表現するかが大切で、他者を蔑むような書き方は好ましくない…。

 

情報発信、シェア、グループ運営は当ブログを含め私もいくつかのプラットフォームを使って日頃からやっていることなので、どういう「あり方」で発信する、投稿する、どうしたらより良くなるのか? について常に考えていることで、管理人の彼がそのようなアナウンスを出したことに、いろいろ大変だっただろうなと感じたこと、そう思うのも当然だろうなと思ったり、共感したり。想う部分が大きくありました。

 

私は彼にメッセージを送りました。

 

グループ閉鎖のアナウンス見ましたよ。やめちゃうのは残念だけれど、そう決めたのならその意思を尊重します。あなたはいつも心優しいから、批判的な意見に心が痛くなったことも多かったでしょう。でも私はいつもあなたの物事に対する温かい姿勢を見て励みになることが多かったです。いつも心の温かさを見せてくれてありがとう。と伝えました。

 

彼はこれまでにも、ローカルフードについて悪かった体験ではなく、良かったことをシェアして下さいというアナウンスを度々出していましたが、単なる批判を越したヘイトの類に、やり切れなくなったのでしょう。

 

私もよくローカルフードに関する記事を書くので考えさせられました。結局、食べ物だけに限った話ではなく、あらゆる体験談や感じたことについて物事をどう捉え、どう表現して、どう発信するのか。それは自分自身がどう世界を見たいか、どういう世界を作りたいか、なのでしょう。

 

素直に感じたことや率直な意見を発言するのは良いことだと思います。でもそこには思いやりを感じるものでありたい。今一度、私自身へのメッセージとして意識していきたいことだと感じました。

 

Be Kind and Courteous

 

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