毎日の移動をさらに快適、機能的に ~ 進化する移動ネットワーク

シンガポールの移動手段 主に MRTとバス、どこへ行くにも便利ですよね。LTA (陸上交通局) では常に効率良い移動ができることを目指して交通インフラの整備をしており、通勤通学など1回の移動でシンガポール内でどこへ行くにも 60分以内で移動が完了できることを目標としてネットワークを作っています。

 

エアコン完備屋内バスインターチェンジ

 

使わない方はほとんど使わないと思いますが、シンガポールでバスを愛用されている方、多いと思います。シンガポールのバスはあらゆるルートが網羅されていて、どこへ行くにも便利な庶民の足。MRT も便利ですが、バスは乗り慣れると本当に便利です。

 

シンガポールのバスインターチェンジは利用されますか?主要駅にはバスインターチェンジがあり、バスインターチェンジの中でも Integrated Transport Hub と呼ばれるバスインターチェンジがあるのがシンガポール内に 10ヶ所。

– Ang Mo Kio
– Bedok
– Boon Lay
– Bukit Panjang
– Clementi
– Joo Koon
– Sengkang
– Serangoon
– Toa Payoh
– Yishun

 

Integrated Transport Hub はエアコンが完備された屋内であること、地上 1階または地下に MRT 駅と直結してバスインターチェンジがあります。ショッピングモールとも連結し、外に出ることなくそのままモール内の銀行へ行ったり、食事、買い物をしたり、利用者が効率よく機能的に移動できることを考えて作られています。南国特有の突然の雨や、暑い陽ざしを避けることができるのも助かります。

 

Integrated Transport Hub は日本で言うと、鉄道の主要ターミナル駅にも似たものがあり、私は東京駅を想い出すことが多いです。

 

MRT駅と直結する Integrated Transport Hub

Serangoon インターチェンジ

 

Bedok インターチェンジ

 

緑のバスは投票で決まった

 

シンガポールですっかりおなじみ、黄緑色のバスですが、これは2016年に赤にするか、黄緑にするか一般投票があり、投票結果により黄緑色になりました。

 

画像は 2016年当時の Straits Timesニュース記事より

 

赤はシンガポールのシンボルカラー、黄緑はエコをイメージしたラッシュグリーン。どちらになっても違うイメージでなじんだことと思いますが、赤になっていたら街のイメージがまた違いそうです。私は当時シンガポールらしい赤がいいなと思っていましたが、グリーンのバスが緑あふれるシンガポールの街になじんでいて、親しみを感じますね。

 

 

カバーリンクウェイ

 

日々の移動をさらに機能的にしてくれる影の存在、カバーリンクウェイ。あることが当たり前になっていて、もしかすると、その存在を意識することはあまりないかもしれませんが、実に助かる屋根付き通路。

 

駅、バス停などから 200m~400m以内の距離に屋根付きの歩道を設置し、HDB、学校、病院、ショッピングモール、ホーカーなど、その他公共性の高い建物に移動しやすくできるようにデザインされています。一年中暑い上に、年間を通して雨の多いシンガポールでは、陽射しを避け、雨に濡れずに移動できます。

 

2018年までに 総延長 200km の屋根付き通路をすでに設置し終わっているのですが、現在追加で 2040年までに、更に 150km 分を設置中。

 

カバーリンクウェイとは、こういった屋根付きの通路。いつもお世話になっていますよね。

 

 

屋根付き歩道橋、自転車も押して渡れます。

 

日々の移動を快適、機能的にするだけでなく、公共交通機関、移動を便利にすることで、車の利用を減らし、グリーンな環境を整備することも目的としています。今後は自転車専用道の整備、カーフリータウン、カーフリーエリアができる計画もあり、すでに建設が始まってます。MRT もまだまだ延伸中。将来がさらに楽しみです。

 

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イラスト提供 Instagram @singapolah

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