アーミーオープンハウス 2022 ~ 非公開日での任務完了

2017年の開催以来 5年ぶりに行われたアーミーオープンハウス。シンガポールの学校がお休みに入る時期に合わせて 5月28日~30日の 3日間、F1ピットで開催されました。

 

暑いを通り越してとにかく熱かった! 5月に入ってからシンガポールは例年以上の暑さが続き、焼けるような酷暑の中での開催となりました。これだけ暑いと入場者のお客さんも大変ですが、主催側もほんとうに大変。私は一般公開前に行われた非公開日 5月25日~27日の 3日間と事前準備に運営側として参加しました。

 

2017年のアーミーオープンハウスも運営スタッフの一員として参加したのですが、非公開日に携わったのは初めて。アーミーオープンハウス非公開日について簡単にシェアします。

 

非公開日にはグループ訪問の招待客をお迎えします。私たちの任務はゲストをお迎えし、アーミーオープンハウスの案内をすること。私たちはボランティア部隊ですが、軍でお仕事されている方が中心となって、兵役中の男性と共にチームとなって任務に当たります。

 

ゲストの方への楽しい時間を創り出し、楽しい想い出を持って帰ってもらうこと、軍や兵役に対する社会的理解を深めてもらい、その懸け橋となること。シンガポール公立校の中学生、高校生の団体客がメインでしたが、それ以外にも介護施設のご高齢者の方、児童養護施設のお子さんなど、ごく普通の人にとってアーミーオープンハウスに行くことなど至って普通のことも、施設のイベントとして連れて行ってもらわないと自分たちでは行くことができず、彼らにとっては遠足のように楽しみにしている特別な日であること。ディズニーランド級のサービスなんて到底及びませんが、イメージと理想はそれに近いおもてなし役でした。

 

ゲストを案内する様子、写真はシンガポール軍オフィシャル facebook ページより。

 

事前準備はしているものの、机上の知識と実践はまったく別物。会場下見も隅から隅まで把握しているのでもなく、案内図で頭に入れているのと実際眼で見るまでは分からないことも多いです。分からないことだらけなまま本番へ。特に初日、朝一番で来てくれた学校のグループには試験的な形のおもてなしとなってしまい、最高のものを届けられたかどうかを自分に問えば、申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。でもそれは私だけでなく与えられた状況は皆同じ。最高のものを届けられなかったという葛藤の気持ちこそが次につながると気を取り直して。できなかったことや失敗に目を向けるのではなく、完璧でなくてもいいから、反省と学びを次に活かしてと励ましてくれるマネジメントチームのあり方、チームを引っ張るリーダーのあり方にも励まされました。

 

中央で中学生のゲストに話しているのは私

 

雨が降って思うように案内できなかった時間帯もあったり、この暑さの中朝早くから夜まで 12時間シフト (もちろん休憩は何度もとります) 1日で会場内を 2万歩以上歩いて、夜遅くなって家に着くとクタクタの 3日間でしたが学び多き貴重な経験となり、このような機会を与えてもらったことに感謝。

 

最終日朝、チームで写真撮影。

 

今回の任務を通して一番強く感じたこと。それは、まさにシンガポールらしいあり方、シンガポールの強さを再確認したこと。完璧でなくてもいいから、今持っているリソースを最大限に活かして物事に臨む。貪欲に小さな成功に驕ることなく謙虚により良いもの、より良い結果を目指して前に進む。失敗から学び、失敗、フィードバックをそのままにせず、その場で修正しながら常に前進する。何よりも自分自身が楽しむこと、遊び心、楽しさを忘れない。これらが準備、計画、実行ときちんと体系化された上で実践されているのです。

 

次の記事で一般公開日の様子をシェアします。

 

<満席ありがとうございます>      
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