シンガポール人と友達になったほうがいいですか?

「シンガポール人と友達になったほうがいいですか?」  

 

最近ブログ経由で頂いたご質問です。

 

ブログを通してシンガポールについて、シンガポール生活に関する様々なご質問、お問い合わせを頂きます。シンガポール生活をよりよくしたい、もっと楽しみたいという趣旨のご質問がほとんどですので、シンガポールの魅力を伝えたい私としては、こういったご質問を受け取るのはとても嬉しいことです。

 

シンガポール人と友達になったほうがいいですか? または、シンガポール人と友達になりたいけれど、なかなか友達になれなくてどうしたらいいですか? どんな所に行けば友達になりやすいですか? といったご質問、すごく多いという感じではないのですが割とあって、一定数の方が同じような疑問をお持ちのようです。

 

結論から言うと、できることならシンガポール人のお友達いたほうがいいです。でも、どうしたいかは人それぞれ違うので、お友達になったほうがいいと思うけれど、決めるのは自分ですと答えます。自分で友達を作りたいな~と思い始めると、それに合う行動をとるようになるので、その過程で思うようにいかない事はあっても、どうしたいのか決めたら自然と入ってくるようになっています。   

 

シンガポール人、外国人と友達になるメリット

 

シンガポール人ってどんな人たちか説明できますか? 5年以内にシンガポールを離れる方が大半だと思いますが、数年間シンガポールに住むのなら、日本に帰って、または他国へ異動して、シンガポールってどんな国なの? シンガポール人ってどんな人? と聞かれたら、ご自分の経験を答えられる方がいいですよね。

 

シンガポール人ってどんな人たちですか? この質問、不意に聞かれても、えーっと、えーっと、となる方の方が多いと思います。

  

またシンガポール人に限る必要はないです。シンガポールを起点として知り合うこの国に住む多国籍な人たち。同じ外国人として違う国の人はシンガポールに対してどんな風に思っているのか、考えているのか、また外国人の方々は日本に対してどういうイメージを持っているのか、どんな風に考えているのか。他者を知ることは自分を知ることであり、世界から見た日本を知ることでもあります。

 

おもしろいのは、逆に日本が好きなシンガポール人からも同じような質問をされることがあり、日本人と友達になりたい、どこへ行けば日本人と友達になれるのか? と聞かれることもあります。

 

他者を知ることは自分を知ること

 

先にも書きましたが、他者、他国を知ることは自分を知ることであり、日本を知ることです。異なる人とたくさん接すれば接するほど常識の枠が拡がります。外から見ると、中から見ているのとは違う視点ができ今まで知らなかった自分のこと、日本のことを他者を通して知り、学びます。自分自身の幅が広がることは言うまでもありません。

 

異なる人と良い人間関係をつくるのは簡単ではありません。だから皆似たもの同士、共通点のある人同士が集まるのが普通です。異質なものどうしが一緒になろうとし、理解を深めようとすると、相手の単なる表面的な部分を知るだけではうまくいきません。文化的、宗教的な背景、国による価値観の違い、歴史的背景など大きなところにまで及びます。違いを乗り越えて関係をつくるのは簡単ではないからこそ、楽しみや喜びも大きいもの。

 

私たちは一人一人が国を代表する大使

 

身近に接する人を通して、日本人ってこう、シンガポール人ってこう、〇〇人はこう、そういう印象を持つものです。例えば買い物に行ってお店で、家にデリバリに来たデリバリマンと接して。日常の中でたった数分の出来事でも、見ず知らずの人に親切にしてもらったり、逆にすごく嫌だと感じることをされたりしたら、そのたった 1つの出来事や、たった 1人の人の印象を通して、全体の印象ができてしまうものです。世の中にはいろいろな人がいると分かっていてもね。

 

私たちが他者をそう見ているように、他者からも私たちは同じように見られ、海外ではとかく「日本人」というくくりで見られがち。

    

つい先日も、とある場所で出会ったマレーシア人女性と話していて言われました。彼女が住んでいるコンドには日本人のご家族がたくさんいらっしゃるとのこと。同じフロアに住んでいた以前の日本人ご家族はぜんぜん挨拶もしなかったけれど、その後に引っ越して来た日本人のご家族はすごくフレンドリーで、日本人でも人によってずいぶん違うわね、という事を話していました。

 

日本人は有難いことに世界の多くの国でポジティブに受け取られます。シンガポール人の方、他の外国の方と話して、日本人だと分かると、そこから話がはずんだり、好意的に受け取られることは誰もが経験することです。その印象は過去から引き継がれたものもありますが、今は紛れもなく私たちを通して作られています。

 

ちょっとした言動、行動に気を付けたいものです。

  

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ご連絡を頂いた方は在星2年目となり、シンガポール生活にもようやく慣れてきたところ。シンガポールでは現在コロナの状況が落ち着いており、規制はまだあるものの外出したり人に会う機会も多くなり、2年目となって人間関係の幅も広げていきたい。でも今と同じままでは、シンガポール人と知り合う機会もなく帰国してしまうことになりそう。といった背景でご連絡をいただきました。ご本人にはブログ記事として扱って良いかご了承いただきました。

 

興味がないのに無理して友達になる必要はないし、どういう人と関係をつくっていきたいのかも人ぞれぞれ。シンガポール生活 1年目、2年目、3年目は 1年ごとに気の持ち方は大きく違います。5年過ぎると更に大きく変化してきます。1年経つごとに今年はもう少し違うことをしてみよう、もうちょっとシンガポール生活で踏み込んでみよう、こんなことしてみたい、やってみよう、と思うことあると思います。

 

シンガポール人と友達になったほうがいいのかどうか? このような疑問があるということは少なからず、シンガポールについてもっと知りたいとか、もっと関わっていきたいという欲求、希望があるから。どんな疑問を持っているかによって、ご自身がどうしていきたいのかを考えるきっかけになると良いですね。

 

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