コロナ禍オンライン利用で急増の詐欺電話にご注意~詐欺電話番号を見分けるヒント

怪しい電話ほんとうに多いです。出たら自動音声、政府、警察、銀行、大手企業などを名乗る詐欺電話、コロナの影響でオンライン利用が多くなったことに伴い、オンラインフィッシングや電話を使った詐欺が急増しています。

 

2020年上半期は詐欺犯罪が急増

 

インフォグラフはシンガポール警察によるもの
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■ 参照元 : シンガポール警察によるレポート

 

2020年1~6月は 2019年の同時期と比べて全体の犯罪件数が 11.6%増加。詐欺件数を除くとそれ以外の犯罪件数は同時期比較で 約20% 減っているため、詐欺犯罪が急増していることが分かり、詐欺件数と詐欺による被害総額は大幅増。怪しい電話を取ったことのない方のほうが少ないでしょう。

 

【詐欺の多いケース】
1) オンラインショップを使った詐欺 偽アマゾンなど
2) ソーシャルメディアなりすまし
偽アカウントを使ったアカウント乗っ取り、個人情報を盗み取りなど
3) ローン詐欺
4) 銀行など金融機関関連を装った詐欺

 

詐欺電話を見分けるヒント

 

電話がかかってきた時、電話番号表示に +65 とついているのは、システム上でシンガポールの携帯電話番号でかけているように見せかける細工ができるそうです。

 

こちらの画像は、私の miss call の履歴。(公開できるものだけに編集済み) +65 がついているのが詐欺電話の可能性が高いということになります。他の番号は何の番号か覚えていませんが現在も使われている番号かもしれないので下4ケタは消しています。

 

アルゼンチンからかかってきているのが 1件ありますが、これぐらい分かりやすかったら電話に出ないですね。でもシンガポールの番号だと、デリバリの件かもしれない、何かオーダーした件かもしれない、お子さん関連の何か用事連絡、かもしれないとか、出るか出ないか困ることも多いと思います。私は +65 が細工された番号の可能性が高いと知ってから電話は取らないようにしました。

 

ただ注意したいのが SMS と WhatsApp を見ると友達や知り合いでも +65 がついているので電話番号との見分けに注意です。また +65 がついていたら全てが詐欺という訳でもなく、可能性が非常に高いというだけで完全なシステムではありませんが知っていると多少役には立ちそうです。

 

これは詐欺被害防止のためにシンガポール政府、警察などで一体となって取り組み、社会への周知にも力を入れています。私はラジオで聞いて知りましたが街中で広告、ポスターなども見かけます。

 

 

■ 参考 : Stratis Times ニュース記事

 

特に誰もが知っているような大企業 Singtel、DBS、DHL、アマゾンなどを名乗ったり、政府関連 MOM、ICA や警察を名乗ったり、自分はひっかからないと思っていても実際にかかってくると一瞬戸惑ってしまうもの。ほとんどが個人情報を盗み出したりするものです。コロナでオンラインや電話を使った詐欺、シンガポールだけでなく世界的に増えていると思います。皆さまどうぞお気を付けください。

 

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イラスト提供 Instagram @singapolah

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