タイプーサム
タイプーサムはムルガン神への敬意、献身を表わす、主に南インドタミルナドゥにルーツを持つタミル人の方々が祝う儀式であり、お祭り。
針のような鋭くとがったものを舌、額、頬、背中、身体などに刺して歩きます。苦行をすることにより、神への忠誠心を示し、神からの祝福を得るもの。
針を刺して歩く苦行の様子は、外見からは痛い、怖い、辛いと思われがちなお祭りですが、精神的に崇高でエネルギーに溢れるパワフルなお祭りです。
リトルインディア Serangoon Road 沿いのペルマル寺院 (Sri Srinivasa Perumal Temple) がお祭りの始点。ゴール地点は Tank Road のタンダユパニ寺院 (Sri Thendayuthapani Temple)
今年のタイプーサムは 1月25日ですが、前日の 24日から様々な儀式が始まります。ペルマル寺院を一番早く出発される信者の方は 24日深夜 23時半からミルクポットを頭に持って、タンダユパニ寺院を目指して歩き始めます。1月25日お昼前後から午後 (午前中しか時間のない方も大丈夫!) にペルマル寺院へ向かえば、お寺に向かう Serangoon Road 沿いはどこでもお祭りを見ることができます。ペルマル寺院の中に入ることもできますので、お寺の中で熱気を体感すると、素晴らしい体験となると思います。ぜひ行ってみて下さい。
私は、シンガポールで毎年タイプーサムを見るうちに、ムルガン神の力強さ、勇気に魅かれるとともに、あの苦行をしてまで人々を崇高に突き動かす信仰心、その宗教、その神様とは何なのだろう? と、このお祭りに熱く流れるエネルギーを感じ、強い興味を持ってきました。
コロナ後、数年ぶりに行われた昨年 2023年のタイプーサム。改めて心が熱くなるのを感じ、この躍動感あふれるエネルギーの中に私も入りたい! そんな想いで、2023年のタイプーサムが終わった時、来年は東南アジアのムルガン神の総本山であるマレーシア、クアラルンプール、バトゥケーブのタイプーサムを見に行こう! と決めました。それから 1年が過ぎ、今それが現実になろうとしていて、今年 2024年のタイプーサムは、バトゥケーブを訪れる予定です。
旅のレポートも兼ねて、タイプーサムについて理解を深めるシェア会をオンラインで行います。
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オンラインイベントのご案内
『タイプーサムの力と勇気 ~ もっと知りたいタイプーサム ~』
思い出に残るタイプーサム体験ができますように。