シンガポールの大きさを誰かに話すとき、みなさんはどのように説明しますか?
「東京 23区と同じぐらいの大きさ」と言われることが多く、私も基本はそれで良いと思っていますが、よくご存じの方や、細かくこだわりたい方、できるだけ正確に伝えたい方は、東京 23区とシンガポールの面積にはずいぶんズレがあるのをご存じだと思います。
シンガポールは独立以降、埋め立てをして国土を広げているため 1965年独立時と比較すると 約23% (1965年 590km² ⇒ 2022年 728.6km²) も面積が大きくなっているためです。以前は東京 23区と同じぐらいだった時もあり、長年そう例えられてきたのが今も使われています。淡路島、琵琶湖と同じぐらいという表現も一昔前は使われていたと思いますが、最近はあまり聞かないように思います。
このブログの記事の中で、私はシンガポールのことを「小さな国」「小国」といった表現を割と頻繁に使いますが、小さいと言ってもどれぐらい小さな国かは、シンガポールを実際に訪れて体感した方でないと分かりにくいですよね。
先日、札幌に住む友人が、シンガポールの面積は、札幌の北にある石狩市の面積がほぼ同じなんですよ! と教えてくれ、おもしろい発見だなぁと思いました。なぜかと言うと、もう何年も前のことですが、シンガポールと同じぐらいの面積の都道府県がないかと思って探したことがあるのですが、都道府県レベルでは見つからなかったのです。都市レベルで探してみる発想が浮かばなかったので、さすがに石狩市までは分からなかったなぁ…。
シンガポールと北海道石狩市の比較
そしておもしろいことに、面積はシンガポールと石狩市がほぼ同じ、人口はシンガポールと北海道全体がほぼ近いのです。この図はその友人が作ってくれました。ビジュアルで見ると分かりやすいですね。
小さな国ですが、初めてシンガポールにいらした方の感想で多いのは、小さい国だと聞いていたからどんなに小さいのかと思っていたけれど、小ささを感じない。小ささを感じないスペースの使い方をしているといった声が多いです。
埋め立てがいっぱいになれば、高さを活用したり、地下も活用するのがシンガポール。数年前に政府がシンガポールの成長に物理的限界はないと発言していたのも頼もしいです。もっと印象深いのは、夫は、シンガポールは小さな国だけれどハートはでっかいんだ!と言います。自分の国のことをそんな風に言えるって素敵ですね。
成長し続ける小さな国。
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今日の記事は、シンガポールの面積を説明するのに石狩市を使ってくださいねという意味ではありませんので念のため。マニアックな豆知識だなぁと思ったので。東京 23区より一回り大きいぐらいでも良いと思いますし、実はシンガポールとほぼ同じ面積の都市があります、どこでしょう? みたいに使っても良いですし、どこかで活用していただけたら嬉しいです。
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