世界遺産の街ペナンのジョージタウン。歴史を感じる街に連なる古いショップハウスの数々。
シンガポールにも同様のショップハウスは残っていますが、大きな違いはシンガポールは保存目的で残されていること。シンガポールでは住宅として使われているショップハウスもありますが数が少なく、オフィス、店舗のみとして使われているものが主流。シンガポールのショップハウスは綺麗に改修されているものが多く生活感を感じません。対してジョージタウンのショップハウスは今もそこに日常生活があり、生活感を感じる光景がまだまだ残っています。いなかのおばあちゃん家に行ったような懐かしい感覚。シンガポールのショップハウスは非日常、ジョージタウンのショップハウスはそれが日常、の印象を受けました。
ジョージタウンの中心地は 2,3km 四方のエリア。シンガポールで言うとオーチャードから東はマリーナベイまで、南はチャイナタウン、タンジョンパガー辺りがすっぽり入るのと同じぐらいのエリアに古い街並みがぎっしり詰まっています。どこを歩いても、どの通りを歩いてもほぼショップハウス。
写真をたくさん撮りましたので、写真でお届けします。
正面の扉、左右に大きな窓、上には通気窓、このデザインのショップハウスはシンガポールでも多いですね。
Love Lane この通りは 2017年に来た時泊まったホテルがあり、泊まったホテルは残っていましたが、通りにたくさんあったショップハウスのお土産屋さん、カフェはコロナの影響で痛いぐらいに壊滅状態でした。こちらのショップハウスも賃貸の看板がついていて、建物は相当傷んでいる様子が分かります。
杭州旅社茶室 HANG CHOW HOTEL Chulia Street
名前からして中国本土から丸ごと飛んできて、ずっとそのままあるような古い旅館。
この旅館の佇まいが気に入って、ここの前を通るたびに何度も眺めたのですが柱が素敵です。大きなリボンを巻いたようなデザインのタイル装飾。
理髪店 Jalan Hutton レトロポップな雰囲気。白黒タイル装飾の柱が印象的。
昔ながらのおもちゃ屋さん Penang Road
私は扉と窓があるデザインよりも、正面全体が鉄扉になっていて、看板だけがあるシンプルなデザインに魅かれます。朝、太陽がぐんぐんと上がってきて強く差し込む光の影。
看板の「瓊」の字は海南島、海南人を意味し、この文字が入っているお店や会社は海南ルーツの方。シンガポールでもコーヒーショップなどで割と見かけます。
勝利玻璃鏡社 Chulia Street
鏡やガラスを加工する会社。写真で分かりにくいですが、看板の横に SPECIALISED IN ALL KINDS OF MIRRORS GLASSES PICTURE FRAMES AND SIGN BOARD と書いてあります。写真に写り込んだ光は太陽光と鏡による反応でしょうか? 鏡屋さんを想い出す写真になって嬉しいな。
ペナンではクリーニング屋さんに DOBI の文字をあちこちで見かけました。シンガポールのドビーゴートのドビーと同じで、ヒンディ語で洗濯やさん、洗濯する人の意味。インド系移民の歴史を感じる面。
グリル上部の月のデザインがユニーク。月の満ち欠けデザインのように見えませんか、こんな風に 🌖🌗⭐️🌙🌓🌔
他にもここには載せきれないほどたくさん撮りました。ショップハウスの高さや窓、彫刻などの装飾で建築された年代が分かるのですが、私はそこまで分からず。これを機にシンガポールのショップハウスも、もっと丁寧に見て学んでみようとペナンのショップハウスから様々なことを教えてもらったように感じました。
ペナンから帰って 10日ほどしか経っていないのに、すでに急速に想い出に変わりつつあります。ペナン旅行記あと 2話ぐらいで締める予定です。
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