シンガポール永住権 Permanent Resident : PR
PR 取得、特にこの 10年ぐらいは年々取得が難しくなり、直近の 5年ぐらいではさらに難しくなっているように感じます。私は 2007年から PR ですが、近々シンガポール国籍を申請するために書類などを揃え、申請する準備がほぼ整いました。申請作業を終えたらブログでもシェアしたいと思いますが、日本人の方でシンガポール国籍取得に関する情報が欲しい方はごく少数の方になるので、関連してもっと多くの方が知りたい PR 取得に関して情報提供しようと思います。
このブログ以前のアメブロ時代からもブログを通じて PR 取得についてご質問を頂くことがありました。件数、頻度は多くないのですが、今でも年に数回はお問い合わせ頂きます。また、私の周りはシンガポール滞在の長い方が多いので PR 取得について聞きたいとご連絡を頂くことがあります。
どうやったら取得できるのか! 知りたいのはこれに尽きると思います。今までに頂いたご連絡の中でもこれが一番多かったですが、まずはどれぐらいの人数が PR 取得しているのか検証してみました。
結論から言うと、日本人に発行される PR の数はだいたい 100人/年間です。多く見積もって 200人ぐらい。そのうち 7、8割は シンガポール人 (またはマレーシア人) の配偶者の可能性が高いので、それ以外の方に発行されるのは 30~50人前後だと思われます。
これは正式に発表されている数字ではないので仮説でしかありませんが、私がシンガポール国籍取得のためにエージェントで聞いた話、日本の外務省が発表している海外在住邦人数の国別データ、シンガポールが発表している年間 PR 発行数などの資料を見て検証しました。
* 参考資料 : 外務省海外在留邦人数調査統計
毎年の海外在留邦人数が国別に発表されており、その中から過去 5年のデータを取って加工しました。長期滞在者と永住者別のデータがあるので、届け出ベースの数字とは言え、実際と大きな違いはないと考えます。
黄色の列が永住者として届け出された人数 (年間)。2020年が突出していますが、大雑把に 100人前後といったところ。
2022年 51人
2021年 90人
2020年 550人
2019年 152人
■ 年間 PR 発行数 青が PR発行数、赤がシンガポール国籍発行数
* 参考資料 : Straits Times 記事
年間 PR 発行数は 2010年以来 3万人前後でほぼ横這いに推移。2020年はコロナの影響により少な目で 27,470人。
2020年 PR発行 27,470人 なので 27,500人を
75% Chinese
15% Malay
8% Indian
2% Other
民族別人口比率に割り当てると以下の通りとなり、日本人は 550人その他になります。
20,625人 華人
4,125人 マレー系
2,200人 インド系
550人 その他
PR 取得に関して Quota 民族や国別の明確な割り当て数はないと言われていますが、公開されていないだけで民族の比率を保つために、算出した目安があると考えられています。
華人、マレー系、インド系以外その他の民族に年間 550人、これを半分ずつアジア人、欧米人と考えると 275人ずつ。この数字から検証してみても日本人に割り当てられる数がおおよそ 100~200人/年ぐらいになることが分かります。
具体的に数字で見ると実に狭き門ですが、PR 取得を考えていらっしゃる方へ少しでも参考になれば幸いです。
エージェントを使った方が良いのかどうか、おすすめのエージェントはありますか? について次回の記事で。
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