ついにと言うか、ようやくだったのですが、公認ガイドデビューしました。
初ガイド記念の記録。
2019年にガイド (シンガポール観光局による公認ガイド資格) 取得コースを 7ヶ月受けて、その年の終わり 12月に最終試験を受けて合格。待ちに待ったライセンスを手にしたのが 2020年1月 去年の旧正月直前のことでした。
ライセンスを手にしたら、企画したいと思っていたこともコロナで全て中止。と言っても急ぐことでもないし、じっくり温める時間にしよう…と思うこと 2020年1月から 1年3ヶ月が過ぎ。温め過ぎた感はありますが、全てのことは必要なタイミングで訪れるのだと思います。
現在、シンガポール国内向けのガイドツアー開催は、観光局による許可制になっていて、まずはその申請が必要。この作業が第一関門でした。全てオンラインで完了するのでやってみたら、何のことはない、とてもスムーズな手続きだったのですが、初めてのことで戸惑いました。
まだ国外移動ができない今、旅行会社、個人ツアーガイドによるシンガポール内のツアーに参加する機会があるかもしれません。承認を受けると、ガイド以外に参加者 20人までのツアーを行うことができます。
承認が出た後は、当日に向けて準備をするだけ。これまでにやってきた事の延長とは言え、ライセンスをもらって公式にやるその第一回目。心理的にそこに大きな線、スタートラインのようなものがあって、その一歩を踏み出すのはとても大きなエネルギーが要ることを感じていました。
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お天気にも恵まれた当日は焼けるような暑さでしたが、シンガポールらしい常夏の空が良かったです。緊張して硬くならないように、いつも通りの気持ちで。
テーマは戦争と平和。シンガポールの戦争の歴史にまつわる記念碑を 3つ歩いて見る内容です。
ガイド資格コースを受講する時、受講するための試験と面接がありました。( 2019年4月のことだったので、あれから 2年経っていると思うと、今になって改めて感慨深くなりました。)
試験は実技で、実際のガイドを想定して、提示された建物や記念碑 (例えばマーライオン、マリーナベイサンズ) の中から自分の好きな場所を選んで、それについて面接官の前で 10分程話す試験。私は Civilian War Memorial 市民戦没者慰霊碑を選びました。全く意図していなかったのですが、初ガイドが同じ Civilian War Memorial を含む戦争と平和がテーマになったことも、今終えてみると繋がるものがあったのを感じています。合格面接の時にも、試験官に戦跡ツアーをやりたいと話しているのです。
Civilian War Memorial 市民戦没者慰霊碑
ツアーの細かい部分は省きますが、無事終了。最後になって実は今日、ライセンスをもらってから初めてのガイドデビューでした、と来てくださったみなさんにお伝えしたところ、拍手を頂いたシーン。
始まる時に言ったら絶対緊張してしまうと思ったので、どっちにしようか迷って最後にしたのは良かったようです。
0 から 1 がいちばん大きな一歩。ここからもまた数々の越えて行く出来事があるのでしょうけれど、初めの一歩を踏み出すのがいちばん大きなエネルギーがかかるところ。ひよっこですが、少しずつ経験を重ねていきたい、そんなことを感じた初ガイド記念日でした。
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