シンガポールでは水は貴重な資源。水資源がないシンガポールでは、イギリスがこの地を植民地とした頃から、水の供給は歴史的に困難な課題で死活問題でした。
独立してからの50年で水資源の開発には特に力を入れており、過去も現在も未来も、人間が生きていくために必要な水供給に関する研究、開発はこれからも永続的に続いていくでしょう。そんな貴重なシンガポールの水資源とその歴史はとても奥深く、簡単には語りつくせないのですが、まずはちょっとだけ触れてみます。そして私は全部の貯水池に訪れてみたいと思い。
4 National Taps と呼ばれ、シンガポールには 4つの水資源があります。
1. 雨水を貯水池に溜めた水
2. マレーシアからの輸入水
3. NeWater 再生水
4. 海水から塩分を取り除いて生活用水、飲料水に使える水
そのうち NeWater から 4割、海水淡水化から 3割、残りの 3割が貯水池とマレーシアからの輸入。
将来的には海水淡水化による供給 3割は変わらず。NeWater の生産比率を現在の 4割から増やして 2030年までに 5割に引き上げていく計画です。
* 参照元資料、画像は PUB(水道局) サイトより
https://www.pub.gov.sg/watersupply/fournationaltaps
https://www.pub.gov.sg/watersupply/singaporewaterstory
現在シンガポールにある貯水池は 17ヶ所。その中で 5ヶ所は進入禁止区域にあるため、一般人が訪れることができる貯水池は 12ヶ所。
シンガポールの貯水池リスト
画像は PUB (水道局) サイトより。画像をクリックでサイトに飛びます。
1, 2, 3, 4, 17 の 5ヶ所は立入禁止区域
コロナ禍で今まで以上にシンガポール内をあちこち旅したことで、シンガポールの自然の美しさに改めて惚れ惚れ。歴史的に苦労してきた水の供給を見て感じたいと思い、この 12の貯水池 行ったことがある所、何度も行ったことがある所も多いのですが、改めて全部行ってみることにしました。記録して記事にするという視点を持って訪れるとまた違って見えそうです。
12ヶ所なのであまり時間かからずにすぐに終わってしまいそうですが、不定期で貯水池訪問記スタートします。
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イラスト提供 Instagram @singapolah