今日はベサックデーで祝日のシンガポール。仏教徒が多いアジアの国々ではヴェサックデーをお祝いします。国によってお祝いする日が違ったりしますが、シンガポールは旧暦4月満月の日です。
ヴェサックデーは、お釈迦様の誕生、成道 (悟りを開いた日)、入滅 (亡くなった日) 3つが重なった仏教徒にとって最も神聖な日とされています。
ヴェサックデーにはどんなことをするのでしょうか。
お寺にお詣りします
お寺にお詣りをします。お釈迦様の誕生を祝う日なので、生まれたばかりの釈迦像にお水をかけるのが神聖な行為。赤ちゃんが生まれたら産湯に入れるのと同じ意味です。
お釈迦様は生まれた時に天と地を指さしたことから、赤ちゃんの釈迦像も天と地の両方を指さしています。
右手で天、左手で地を指さしている赤ちゃんのお釈迦様像に小さな柄杓でお水をかけます
ベジタリアンで1日を過ごします
ヴェサックデーは多くの仏教徒がベジタリアンとして 1日を過ごします。日頃私たち人間は動物の命を頂いて生活していることに感謝し、今日は命あるものに感謝して動物性のものは口にしません。それ以外にも、小さな虫、敬虔な方はアリすら殺さないなど、川に魚を放流したり、鳥を放ったりする行事もあります。
我が家はベジタリアンではありませんが、毎年ヴェサックデーはベジタリアンの日を過ごします。週末や休みの日の朝はスクランブルエッグとハムを乗せたトーストを作ることが多いのですが、今朝は卵もハムもバターも使わず植物性の食べ物のみ。何もつけないトーストとフルーツで朝食にしました。
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イースター、ラマダン明け、ヴェサックデーと2年連続のコロナ禍となりましたが、宗教の枠を超えた皆の祈りが届きますように。皆様 穏やかで健やかな日々をお過ごしください。
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