ムルガン神に導かれた歩み ~ タイプーサム巡礼体験(2)

強烈にポジティブなエネルギーを受け取ったタイプーサム。今年はミルクポットを担いで歩きました。

 

体験記(1) はこちら

 

サミーさんに見送られ、1人になって歩き始めました。

 

ペルマル寺院を出発したのは朝7時半でした。

 

Serangoon Rd にはすでにたくさんの信者さん達が歩いていました。巡礼に集中したいけれど、この光景を写真に残しておきたい!頭に乗せたミルクポットを片手で支えながら、もう片方の手でスマフォを出して写真を撮るのはなかなかの難しさ。でもそんな不便ですら喜びでした。

 

厳しい苦行でカバディを担いだり、舌に針を刺すのは、巡礼中に沈黙し、祈りに集中することが目的です。カバディを担いでいる方のすぐ横を歩いてみるとその意味が深く分かりました。写真を撮りながら歩こうと思っている私は、まだまだエゴの塊だなぁ。

 

ペルマル寺院を出てすぐ 巡礼道の様子

 

 

ヒンドゥー教のお祭りにチャイニーズのような人が歩いていると一目で目立つこともあり、道中たくさんの方が声をかけてくれたのも励みになりました。 大丈夫か? 初めて歩くのか?

 

友達が沿道に見に来てくれることになっていたので、出発地点のお寺を出る前に WhatsApp でロケーションシェアを送っておきました。友達はそれを見て、テッカセンター辺りからファーラーパーク方面に向かって歩いて探してくれたようです。

 

沿道に友達を見つけました。大きく手を振って合図。フェンスに寄りかかってしばし休憩しながら話したり。喋りながら一緒に沿道を歩いてくれました。

 

その友達が撮ってくれた私が歩いている姿はこんな風に見えていたみたい

 

終わってからこれを見たとき、とても不思議な気持ちになりました。いろいろなことを体感していても、自分の後姿は自分自身で見ることができないからね。

 

じゃぁね! テッカセンター辺りで友達と別れ、またしばし 1人になった後、次はドビーゴート駅近く Orchard Rd に入ってから、別の友達が迎えてくれました。

 

Selegie Rd 沿いであと 1.4kmの大きな表示

決めていたわけでもないのに、決めていたかのように自然な流れで、ドビーゴートからは友達と 2人で巡礼道を最後まで一緒に歩きました。

 

Clemenceau Ave に入ってからはあっという間。終着寺院の中へ入るのに待ち時間が多少ありましたが、すでに到着しているカバディを担ぐ方々を見たりして時間を過ごしました。

 

タンダユタパニ寺院へ入るために待つ列に並んでいます

 

並んでいる時に見た、旗がたくさんついている美しいカバディ

 

お寺に近づいてきました、ゴールはすぐそこ

 

いよいよ終着地点のお寺の中に入ります

 

タイプーサムで運ぶミルクや苦行は、ムルガン神へ感謝を捧げるもので、終着寺院でミルクを神様に捧げることで巡礼が完了します。

 

ミルクポットをカバーしていた黄色い布を、係の方がはさみで切って開けてくれました。

 

すべて終わり、お寺を出たのが 9時40分。道中、待ち時間が思っていたよりあって時間がかかりましたが、何もかもスムーズに進み無事に終えることができました。

 

どの瞬間にも起こる出来事の 1つ1つ 全てが学びで、愛おしくて、一歩一歩すべての歩みが祝福でした。お天気も良くお祭りにふさわしい南国らしい青空の下。すごいなぁ、すごいなぁ。ムルガン神の力ってすごいなぁ。終始ムルガン神のパワフルさを感じた貴重な体験となりました。

 

家に帰って落ち着いてから Samyさんにお礼のメッセージを送ったところ、返信は You are welcome の一言だけでした。親切をしたという事すら手放しているような Samyさんらしいあり方をここでも見せてもらいました。

 
 
*

 

2日後の今日、2026年2月3日。

 

仕事を終え、今日は暑かったし、たくさん歩いたし、疲れたなぁ…。もう夕方だし早く家に帰りたいところ、あまり日にちが過ぎないうちに行っておきたいと思い、タンダユタパニ寺院へお礼を伝えに行きました。

 

 

タイプーサムに男性は (男性が多いですが、中には女性もいます) 髪を剃る習慣があります。そうすることで祈りの成就を願ったり、ムルガン神への忠誠心、感謝を身体で表します。お礼に行ったところ、頭を剃った方がたくさんいらしたので、同じようにタイプーサム後のお参りに来ているようでした。

 

今年のタイプーサムは終わりましたが、まだ残る余韻の中で、2027年タイプーサムへ向けゆっくりと歩み始めました。

 

 

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