ムルガン神に導かれた歩み ~ タイプーサム巡礼体験(1)

強烈にポジティブなエネルギーを受け取ったタイプーサム。今年はミルクポットを担いで歩きました。見る側と、祈りを捧げて歩く側。その違いは想像以上に大きく、貴重な体験となりました。

 

これまで何度もシンガポールで見たタイプ-サムに魅了され、昨年 2025年はペナンへタイプーサムを見に行きました。その前年 2024年は KL バトゥケーブへ見に行きました。 今年は3年ぶりにシンガポールでのタイプーサム。どうする? ミルクポットを運ぶ一択しかありませんでした。

 

タイプーサムはもの凄くパワフルで、その年のタイプーサムが終わると、終わった直後に来年のタイプーサムはどうしよう? と自然と考えてしまうぐらいパワフル。私はすでに 2027年のタイプーサムがいつか確認して、デジタル手帳に入力しました。

 

2024年にバトゥケーブへ行こうと思ったのは、2023年のタイプーサムが終わった時でした。その通りにバトゥケーブへ行くことができ、その翌 2025年ペナンタイプーサムにも無事行けた後、2026年はシンガポールでミルクポットを運ぼうと思い描いていました。(バトゥケーブは東南アジアのムルガン神聖地で、タイプーサム巡礼で有名な場所です)

 

だから迷いはありませんでした。Hindu Endowments Board (ヒンドゥー教寺院を管理する公的機関) から、今年のタイプーサムは初のオンライン登録システムになると発表があり、登録が始まった 2025年12月上旬、初日に申し込みを済ませました。

 

ペナンでミルクポットを運んで寺院にお参りしたので、ミルクポットは持っていたし、心配なこともなく。今年はその他に揃えたのが、巡礼に着る黄色のインド服上下セットと、多用途に使えるムルガン神デザインの大判布。

 

 

 

準備も心も整えて迎えた当日の朝。この日、大きくて温かいエネルギーに包まれて、何かが動き始めたのは、朝早く家を出た直後でした。

 

私が予約していたスタート時間帯は朝 6時~7時の枠。太陽が上がって、暑くなる前に歩き終えないと大変なことになるので、始発で行ける時間枠に入り、9時には歩き終えていたいと思っていました。我が家最寄駅から MRT 始発に乗るため 6時前に駅に着くと駅のシャッターがまだ閉まっていました。始発に乗ることが割とよくあり、始発15分前ぐらいまで改札が閉まっているのですが、シャッターが閉まっているのは初めて見ました。5分もすれば開くかな? と駅出口地上で待っていたところ、インド系のおじちゃんがやってきました。

 

一目でタイプーサムへ行くと分かる黄色の上下を着ていた私を見て、これからタイプーサムへ行くのか? と聞かれたので、そうなんです、ミルクポットを運びます。去年はペナンへ行って、その前はバトゥケーブに行って、と話しました。そうしているうちにシャッターが開いて、改札へ降り、ホームで始発を待っている間、おじちゃんとの会話がとんとんと進みました。

 

ミルクポット初めてやるのか? 申し込みはしてあるのか? お寺に着いたら誰か手伝ってくれる人はいるのか? いろいろと聞かれ、いえ、私 1人です。そうか、それなら僕が手伝ってあげるよ、出発前のプージャをやってくれると言うのです。

 

いえいえ、いいですとお断りしようかという気持ちも全くなかったわけではないものの、そのうち始発も来て、電車の中でも不思議とお喋りが弾みました。

 

不思議だよなぁ、今日、しかもさっき初めて会ったのに、駅であなたを見かけた時、ムルガン神があなたに話しかけるように言ったんだろうなぁ。この女性は 1人で行くから手伝うようにってムルガン神が言ったんだろうなぁ。その言葉を聞いた時、これこそムルガン神からの恵みだと感じ、お断りすることなく有難くお世話になろうと思いました。

 

お名前も伺うと Samyさん、72歳だと。私の父よりはちょっと若いけれど、父娘の年齢でもおかしくないような歳の差。父の言う事を素直に聞くような気持ちになろうと Samyさんの言う通りにしました。

 

タイプーサム始点寺院のペルマル寺院に着くと、サミーさんはお祈りに使う物一式を寺院内で買ってきてくれました。

 

バナナリーフ、お線香、ココナツなどなど一式揃っているセット

 

そしてプージャをやってくれました

 

いいか、ムルガン神に祈るんだ。ミルクポットを運ぶ道中が安全で、無事に終えられるように守ってください。家族が皆幸せで、健康でありますように、と祈って。

 

朝7時ごろ、すでにこの混雑のペルマル寺院

 

プージャを終えて、人と熱気で溢れる寺院内を縫うようにゆっくりサミーさんと一緒に歩き、寺院入口のスタート地点へ移動しました。その間、そうだ連絡先を言っていなかったね、と電話番号を交換しました。全部無事に終わって家に帰ったらでいいから連絡ちょうだいね。そして寺院の外のスタート地点で、じゃぁ気を付けるんだよと見送られ、お礼を言って別れました。

 

ミルクポットを運ぶ前から始まった、ただの偶然とは言えないご縁。

 

元を辿ると、タイプーサムに魅了されるようになったのは、ムルガン神のエネルギーの凄さを感じてきたからでした。ここでもまた、あぁムルガン神によって与えられ、導かれたのだと強く感じ、歩き始めることができました。

 

今、ミルクポットを無事に運び終えてもう 1日以上が過ぎているのに、まだタイプーサムのポジティブなエネルギーに包まれながら文字を打っています。

 

実際に歩き始めた体験記は次回に続きます。

 

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