いやぁ、かなりいい働きっぷりにしばらく見入ってしまいました。
11月1日 ポンゴルにオープンしたホーカーで働く全自動コピバリスタロボット。ファイルサイズが大きくなってしまうのでブログに動画をそのまま載せることは滅多にないのですが、見応えあるので動画をアップします。(一連の動きが長いのでタイムラプスで動画撮影)
ホーカーとロボットの話題に入る前に One Punggol の紹介から。One Punggol はコミュニティクラブ、図書館、ホーカー、KKH (国立KKホスピタル) 支局、腎臓透析センター、シニアケアセンターなどの設備を揃えるこの地区のコミュニティハブ。第2の Our Tampines Hub といった感じです。
タンピネスハブをイメージして作られたのだろうなぁと思いますが、サッカー場やランニングトラックもあるタンピネスハブの規模にはさすがに及ばず、調べてみたところ One Punggol はサッカー場約 4つ分、Taimpines Hub はサッカー場約 7個分と、タンピネスは 約2倍の大きさ。
日本もどこの国もそうですが、何でも都心に中枢機能、オフィス、人、混雑が集中してしまうのを防ぐために、シンガポールはこれまで東のハブをタンピネス、西のハブをジュロンとして、郊外地区の活性化と中心部から郊外への分散化に力を入れてきました。東西の両ハブタウン開発は一段落したので、次は北東部のポンゴルを新たなハブタウンとして開発する都市づくり、街づくりの一環です。
One Punggol は 2022年8月ごろから部分的にオープンしていますが、今オープンしているのはコミュニティセンターと 11月1日にオープンしたホーカーのみ。全体的な正式オープンは2023年になる予定です。
図書館はずいぶん出来ていて、中で本棚に入っていない本が山積みになっているのが見えました。
そしてハブ施設の中にできた One Punggol Hawker Centre はシンガポールで一番新しいホーカーになります。今年 7月にはお隣の地区センカンにも次世代ホーカーがオープンしました。センカン、ポンゴルの 2つの地区にはこれまでホーカーがなかったので、ニュータウンの住民にとっては嬉しい限り。
ホーカーは 34店舗と数としては多くないです。入っているお店は湯圓で有名な Ah Balling Peanut Soup 他、中華、インド系、マレー系と一通り揃っていて悪くはないですが、かと言って、これがすごく美味しいといったお店があるわけでもなく、ホーカーの美味しいローカルフードを求めに行くためのホーカーではないなと感じます。今の時点ではね。
オープンしたばかりで、お店の方も新しい環境でのオペレーションに精いっぱいといったところ。新たなホーカーがニュータウンで、今後ホーカーとしてだけでなく、地域のコミュニティスペースとしてどのように地域と住民に根付いていくのか見守っていきたいところです。
その中で飲み物屋さんに導入されているのが全自動コピバリスタロボット! 私は食べ物よりも、とにかくこのロボットが見たくて行ってきたのですが、皆さんここの前で足を止めるので、人間ウォッチングするのも面白いです😆 私が見ていたときは、おじちゃんが、ロボットが淹れるコーヒー美味しいのかねぇ? と疑問を投げかけて立ち去って行きました…笑
一連の動きがかなり高度で人間ぽく、しばらく見ていられます。名前をつけてあげたいな~と思いました😊
見に行くと分かりますが、ロボットと前に置かれているコピポットだけでなく、横、後ろにある給水マシンなどとも連動していて、複雑な動きをします。
ポンゴルはデジタル地区として現在開発中でもあり、その象徴でもあるのだとか。
行き方は 2通り
1) MRT Punggol 駅から徒歩の場合
Punggol 駅は改札が 2つあるので A,B 出口側の A出口へ。Waterway Point (ショッピングモール) を左手に見ながら、屋根付き通路を歩くと、左手がモール、右手が LRT高架下になります。
以前は何もなかった LRT 高架下が Punggol Green というスペースになり、プレイグラウンドあり、バスケットボールコートあり、と高架下を有効活用するために作られたスペース。この道を歩きながら行けば Punggol 駅から 10分ぐらいです。
2) LRT Sam Kee駅からは直結
Punggol 駅で LRT に乗り換えて 1駅 Sam Kee 駅で降りると One Punggol と隣接しています。まだ使えないのですが、LRT 駅から直通通路で繋がるようです。LRT からの眺めも徒歩とは違った景色が見えるので、行きと帰りで徒歩、LRT のどちらも試してみると良いです。
工事中の LRT駅から One Punggol への直通通路
中心部とはまったく違った街並みと空気を体感しにポンゴルへ足を運んでみて下さい。
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