昨日 12月26日、クリスマスの余韻を残すことなくスーパーやショッピングモールが旧正月に早変わりしていました。政府もクリスマスのお祝いムードだけは避けたのかどうかは分かりませんが、クリスマス翌日の発表はワクチン接種義務の更なる強化について。また一歩大きく進めてきたといった印象。
これまでワクチンを受けない選択の余地を限定的に残してきましたが、来年からはワクチン接種がほぼ義務付けられる形になっていきます。
2022年1月15日より
これまでワクチン未接種者は PET 事前検査で陰性証明を取得することで出勤することができましたが、この優遇措置も廃止となり、ワクチンを接種していない方は出勤ができなくなります。
2022年2月1日より
労働ビザの新規取得、更新、PRの新規申請に当たって、ワクチン接種が必要となります。condition と表現しておりmandatory 義務化という言葉は見当たりませんが、実質上の義務化。学生ビザ、LTVP 長期滞在ビザの申請についても同様。
* 対象外となるのは12歳以下のお子さんと医学的にワクチン接種対象でない事が認められている方。
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私個人としては、こうして接種を義務付けていくやり方が正しいかどうか今でもよく分かりません。個人の選択を尊重して最低限でもいいから選択ができるのが理想的だと思います。
ただ国とか社会といった大きな単位で考えた時、一部の人に苦しい思いをさせてしまう現実があるのが分かっていても、全体の利益を優先する選択をしなければいけない事があります。外国人が 約4割を占めるシンガポールで、外国人に対してこのような対策をとるのはこの状況下では当然とも言え、仕方なしとも言えます。
シンガポール政府は、オミクロン株について感染力は高いながら重症化傾向は低いとの発表を出しました。来年に向けて更なる規制緩和、状況がよくなるのを願うばかりです。
■ 2021年12月26日 MOH オフィシャルリリース
ADJUSTING OUR APPROACH TO MANAGE THE OMICRON VARIANT
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