9月27日から始まった現在の規制、さらに 4週間延長で11月21日までと発表されました。
感染者増が止まらず、延長の背景として医療に負担をかけているのが理由。その詳細は MOH保健省発表の内容によると以下の通り。
■ 病床占有率
現在、公立病院にコロナ感染患者向けとして
* 隔離ベッド 約1650床 – 89% 使用中
* ICU 200床 – 67% 使用中 (ICUはコロナとコロナ以外の患者含む)
現在、感染者の 10% に当たる 1,738人がより重症または合併症で一層の注意が必要。また 60歳以上の高齢者でワクチン未接種の方が ICU と死亡の約3分の2を占めている。
といった状況から。
ワクチン接種率は 84% 、感染者の 98.6% が軽症または無症状なことから、残り 1.4% の主に高齢者、ワクチン未接種者によりワクチン接種した大多数への不自由が起きる矛盾と葛藤でもありますが、小国の事情、これがシンガポールのやり方。
*
これまでは動きたくても動けない状況でしたが、今、選択によって動けるようになってきています。VTL – Vaccinated Travel Lane 隔離なし海外渡航可能、対象国はまだ少ないですが始まっています。日本との行き来もこれまで行って帰って隔離合計 28日から現在は17日までに減っています。
シンガポールのこの厳しい対策にうんざりな方は、見切りをつけて早く動きをとった方もいますし、これからは一層そうなるのでしょう。外国人の場合は、個人やご家庭それぞれで住む最適な場所を考える選択でよいかと。コロナが始まった当初からシンガポールの決まりを守れないのであれば、外国人にはビザ、永住権はく奪といった対応をしてきたのがシンガポールのやり方。とどまるならルールを守る、それ以外のものを求めるならば何かしらの選択をする。
規制があってもなくても、コロナでもそうでなくても、制限をつくっているのは国でも政府でもルールでもなく、わたしたち自身なのではないでしょうか。
■ 2021年10月20日 MOH オフィシャルリリース
UPDATES ON LOCAL SITUATION AND MAINTAINING THE STABILISATION MEASURES
↓ シンガポールのイラストをクリックで応援お願いします!