タンピネスにある巨大複合施設 Our Tampines Hub の中に入っている Tampines Regional Library
タンピネス図書館は、以前はタンピネス駅をはさんで駅の反対側にありましたが、2017年 タンピネスハブの完成と共に、旧図書館は閉鎖、移転して今のタンピネスハブの中に入りました。シンガポールの各地域 (町) の公共図書館よりも更に規模の大きな Regional Library – 地域図書館 という位置付けで、シンガポールには 3つの Regional Library があります。
– 東部 Tampines Regional Library
– 西部 Jurong Regional Library
– 北部 Woodlands Regional Library
またシンガポールの図書館は大きく分けて 3つのタイプがあります。
– 国立図書館 ブギス (蔵書 60万冊以上)
– 地域図書館 3ヶ所 (地域図書館の目安 : 蔵書40万冊)
– 公共図書館 23ヶ所 (公共図書館の目安 : 蔵書10~20万冊)
タンピネス図書館はタンピネスハブの 2階から6階に渡って 5フロアを占めていて、各フロアのディスプレイがユニークでアーティスティック。本だけでなくアート的な面からも楽しめるのが特徴で、思わず寄りたくなる、ついつい長居してしまうデザインになっています。
【 ロボットも活躍 】
シンガポールの図書館は全体的にスタッフが少ない印象です。それも戦略的にデジタル化を推進しているため、本の貸し借り、返却はもちろんのこと、すべての過程においてスタッフはデジタルでの手続きが分からない利用者のアシストをするためにいるといった感じです。
こちらは書籍が正しい本棚にあるかをスキャンするロボット。
お顔もついていて、かわいいです^^ スキャンする部分が手のようにデザインされています。
町の公共図書館では規模が小さいため、このようなロボットはなく、スタッフの方々による手作業でチェックが行われていますが、本が多い地域図書館ではロボットがいい仕事をしています。働き者ですよ。
こちらは本の返却を部分的にアシストする運搬ロボット
地域図書館となると広いので、特定の返却ポイントに行くのも大変です。このモバイル返却機が館内の所々にあり、館内を歩いていて近い所で返却できたり、モバイル機が動いている最中にも返却することができます。この運搬ロボットは日本の会社によるもので、シンガポールの図書館以外にチャンギ空港などでも活躍しています。
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シンガポールの図書館は 1990年代から国民の知的水準を向上することを目的とし、政府主導のもとデジタル化を強力に進め、世界的にも評価されています。残念ながら日本語の書籍はほとんどありませんが一見の価値ありなので、お近くの図書館に出かけてみて下さい。
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イラスト提供 Instagram @singapolah