「シンガポール 2025年世界陸上開催を招致」と昨日の発表におぉっ!
突然の発表におどろきつつも、本格的なコロナからの回復に向けて着々とギアチェンジしているシンガポールを感じることが多いこの頃。
現在開催地として立候補しているのが日本、ケニア、ポーランド、シンガポールの 4ヶ国。ウクライナ危機で現状でのポーランド開催可能性は低い、日本は昨年の東京オリンピック開催直後。そう考えると残るケニアとシンガポール。
世界陸上はアジアでの開催歴はあるものの <東京(1991)、大阪(2007)、韓国大邱(2011年)、北京(2015)、ドーハ(2019)> シンガポール開催が実現されると東南アジアでの開催は初。アフリカ大陸開催もまだなくケニアの可能性もあるのでしょうけれど、世界的に不安定な状況が続く中、インフラ、安全性、コロナ対策への信頼性と安定感はシンガポールが大きくリードしていると言えます。
シンガポールは国としてスポーツ分野はまだまだ未開発領域であり、世界的陸上競技大会の開催経験が浅いとしながらも、だからこそ潜在的可能性が高く、伸びしろが大きい成長分野であるとアピール。また F1を始め、ゴルフ世界選手権、テニス WTAファイナルズなど国際スポーツイベント開催の他、世界規模のイベント開催実績とそのための実行力があると、2025年世界陸上シンガポール開催にとても積極的な姿勢を見せています。
2014年オープン、水辺に建つ開閉式ドームが美しいナショナルスタジアム
* この写真は Wikipedia よりお借りしました
今のナショナルスタジアムができる前は、ドームのない古いタイプの陸上競技場でしたが、古くなった競技場を解体して今のスタジアムが建てられました。建設中に私が撮った写真が何枚かありました。
2013年7月
2013年10月
過去の世界陸上開催日程を見てみるとほぼ 8月。誘致が実現すれば 2025年はシンガポール独立60周年と重なるとの政府コメントもあり。3年後の 8月 ナショナルデーでシンガポール60周年、続いて世界陸上、9月 F1 開催と華々しいイベントが続くことを現実的に描き始めているのかなとも受け取れるニュースでした。
開催地決定発表は 7月とのこと。
■ 2022年3月17日 Straits Times ニュース記事
Athletics: Singapore in bid to host 2025 World Championships
■ 2022年3月17日 政府機関 Sport Singapore による公式発表
Singapore Bids to Host World Athletics Championships in 2022
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