今日からナショナルデーファンパックの配布が始まりました。
シンガポール国民とPR家庭のみへの配布となりますが、我が家のすぐ向かいのブロックにある RC ( Residents’ Committee) で配布をしているので早速行ってきました。RC は CC (コミュニティセンター) よりも更に小規模の町内会のご用聞きカウンターといった感じで小規模の施設が HDB 階下にあります。
5月に今年のナショナルデーについて発表された時は、今年はナショナルデーにお金をかけなくても良いのでは、ファンパックは要らないといった意見が国民から多数上がり、その分の予算をチャリティなど恵まれない方に使うのはどうかといった声が上がりました。
コロナの影響で困っている方はたくさんいらっしゃるでしょうから、少しでも役立つ所へ回したらといった声もあって当然かと思います。でもこのファンパック、毎年受け取る人のことを考えてバッグのデザインを考えたり、中身を何にするか考えている立場の人もいるのです。私はこの過去数年、ボランティアで毎年リハーサルとナショナルデー当日に、会場入口で来場者にファンパックを渡す係などをしていました。
来場する人のほとんどが赤白の服装、そしてパレードを楽しみにして続々と会場に入ってくる方々の嬉しそうな笑顔、楽しみいっぱいでワクワクした気持ちを感じながらファンパックを手渡すのは超単純な作業ながら、毎年恒例の楽しみでした。今年はその機会がなくなってしまい残念に思っていましたが、自宅近くで配布してくれるのは有難いことです。
さっそく中身を見てみます！
布製のエコバッグは 20種類のデザインがあり、小学校5年生がデザインしたもの、そして障がいを持ちながらアーティストとして活躍されている方によるデザインです。
左上 : ハンドサニタイザー、マグネット、タトゥシール、ワッペン
右上 : 電子体温計、サージカルマスク2枚入が2セット、政府配布と同じ布マスク大人用4枚
左下 : 国旗（大）と手旗国旗
右下 : Khong Guan のビスケットとYeoの缶ジュース（どちらもシンガポール企業）
上の段 : A5サイズのメッセージカード
Dear Singapore と宛て送りたいメッセージ、感謝の言葉などを書いたら名前を書いて、ハッシュタグをつけてソーシャルメディアにシェアする仕組み。シンガポールはこういった取り組みいつも素敵に作りますね。
下の段 : 赤い四角が4つ、これ何だろう？と思ったら、めちゃめちゃ細かい！ 裏に書いてある説明を読むと、赤いシールになっていて、スマフォのトーチライト部分に貼り付けると赤いライトになるので、赤い光を灯して下さいとのこと。きっとナショナルデー当日、窓から皆で一斉にライトをかざす時間帯とか何か仕掛けがあるのでしょう。ひらひらと飛んでいきそうな薄めの紙で、証明写真大ぐらいの小さな紙。ちゃんとしまっておかないと、なくなりそうです。
そして E バウチャー
これは毎年分厚い冊子になって配られていたので、紙資源の無駄という声が上がっていました。もっと早く電子化の実現に取り組んでもよかったと思いますが、エコになって何より。見ると分かりますが、割引内容はすごく魅力的といったものではないのが例年のこと。店舗での利用は、配布された布製エコバッグを持って行くか、アイロンのワッペンをつけていくと割引が受けられるとありますが、お店によってなくても受けられると思いますので聞いてみてください。またオンラインで利用する割引など、国民に限らずどなたでも使えると思いますので、もしもご希望のサービスがあれば詳細を確認してお使いください。
ファンパックについて不満の声がいろいろとありましたが、こうして見てみると、コロナの今年らしく実用的に使えるものが多く、いろいろ入っている割に軽量で全体的にエコを意識して作ったことが分かり、受け取って嬉しいなと思える内容になっていると思います。
■ 配布サイトはこちら
RC での配布は 7/20～7/26
CC での配布は 7/20～8/2
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イラスト提供 Instagram @singapolah
