新体制シンガポールに向けて、総選挙実施も間近に

リー首相は前回 2015年の総選挙以来、次の総選挙までに首相を引退すると宣言してきました。数年に渡って引き継ぎも着実に進めてきた模様で、今年は年初から総選挙が行われるニュースがちらほらと出ておりました。

 

今年3月には選挙区の発表がありました。選挙区の発表があると通常であれば3ヶ月以内ぐらいで総選挙が実施されるため、選挙が近く行われることが分かります。

 

4月初旬、サーキットブレイカーに入る直前には、コロナ禍でも選挙が実施されるように法案を提出するとし、濃厚接触など自宅待機措置で外出ができない人にも投票ができる法的制度も整えました。

 

もしコロナがなかったら今年前半の総選挙を予定していたのかもしれないです。いずれにしても、サーキットブレイカー解除後、状況が落ち着けば総選挙実施となりそうです。

 

コロナ対策に対する国民からの評価、コロナにより影響を受けた経済的対策への評価、国民の多くからは選挙を望む声が多く出てきています。

 

先日、Heng Swee Keat 副首相からは、すぐにでも実施する方向で考えているとのこと。

 

Straits Times ニュース記事

 

政府も国民も、いつでも良い心の準備はできている模様。コロナ禍で “New Normal” な社会になっていくのと共に、シンガポールも新体制に入っていくようです。

 

写真はシンガポール国会議事堂 Parliament of Singapore facebook ページより

 

シンガポールの場合、政治が国民の生活に直結しているので、政治に対する関心は高く、投票は義務のため選挙日は祝日となります。投票率は驚異の90%以上。投票ができるのはシンガポール国民のみ。今年はコロナと共にシンガポールにとって歴史的な節目の年となっていきそうです。

 

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