ナショナルデーパレード延期も国民の反応は好意的

7月22日~8月18日まで 再度 P2HA (Phase 2 Heightened Alert) 特別警戒期間になったことで、ナショナルデーパレードの延期が発表されました。

 

今週 7月20日、P2HAに戻ることが発表された時、NDPは予定通り開催する方向でした。この状況で NDP にだけ例外を適用するのはおかしいのでは? といった国民の声が続出。今年は観客、イベント関係者共にすべてワクチン接種済みで、事前に PCR検査をして陰性の人のみが参加することになっています。抜かりなく万全の態勢で準備をしても、隙を突いてくるのがコロナ。観客は例年よりも小規模と言っても大勢が集まるイベントになります。NDP で大クラスター発生の可能性も十分考えられるわけで、良い判断だと思います。

 

延期の内容

 

– NDP は 8月21日(土) に延期
– 8月9日は祝賀セレモニーのみ行われる。
– 7月24日、31日のリハーサルは延期。延期の詳細は未発表。
– 7月7日、8日に予定していた地域で開催予定だった花火、パラシュート降下隊によるショウは中止。
– 毎年ナショナルデー後に行われる首相国家演説は 8月29日(日) に開催。

 

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NDP はシンガポール最大の国家行事であり、お祝い行事が最悪の事態になってしまったら政府の面目丸つぶれ。この 1年半、民族ごとのお祝い行事、宗教行事はことごとく縮小、中止されてきました。みんなで集まって祝い、盛り上がることだけがお祝いではない、お祝いするなら責任を持った行動を、と言われてきましたので、強行開催にこだわらず、安全重視をとった政府の選択と決断は、国民からも好意的に支持されている模様です。

 

コロナ禍でのナショナルデー 2年目、NDP 延期の歴史も今後進んでいくための好材料となっていくでしょう。

  

Straits Times 記事 : NDP 延期について

 

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