昨年の今頃はサーキットブレイカー期間中
8週間のあの期間中、大きく心を揺さぶられたり、強く感じることがあったり、あれこれと考えをめぐらせたり。
そんな時に出てきた想いが「シンガポール国籍を取得したい」でした。
2020年5月2日にその時の気持ちを書いたもの
結論から言って、申請の手続きを進めるといった具体的行動は起こしていないので何も変わっていませんが、1年経ってみて気持ちは変わっていません。むしろシンガポール国籍を取る気持ちは高まっているのと、変わらない気持ちがあるのを確認しています。
高まる気持ちはあるものの、急ぐ理由もなく。コロナ禍であることが理由で、じっくり寝かせ、気持ちを何度も再確認して、熟成度の変化を楽しみながらゆっくりと前に進んでいるのは良かったと思っています。
様々なシーンで見ず知らずのシンガポール人の方と話す機会があったりします。話の流れから私が長くシンガポールに住んでいることが分かると PR ? それとも シチズン (もうシンガポールの国籍とってるの) ? と聞かれることがあります。そんな時、相手がどんな方かにもよりますが、PR だけれどシンガポール国籍を取ろうと思っているんだと話すと。
年代の高い方 そうだなぁ 60代以上ぐらいの方の反応は、男性の方なら、いいじゃないか!いいぞぉ、シンガポールでずっと暮らしたらいいよ。女性の方なら、あらいいわねぇ、いいじゃない、早くそうしなさいといった反応が返ってきます。
逆に 20代、30代ぐらいのシンガポール人の方とそれについて話す機会があると反応は真逆。えーっ ジャパンパスポートを手放すの?? という驚き、あり得ないといった反応。
貧しく厳しい時代を経た古い世代と、何でも揃っていて豊かな時代しか知らない若い世代とでは、感じ方も考え方も価値観も違って当然なのですが、両極端な反応をこんな会話のやり取りから感じるのも興味深いです。
私を知っているシンガポール人の友人たちは年齢、年代関わらず、シンガポール国籍を取りたいと話すと、好意的な反応をします。それは私がどんな人か知っているフィルターを通しての反応なので、見ず知らずの人からの率直な反応は面白いですね。
シンガポール国籍を取るとなると、日本国籍はなくなりますから、本当に一大決心です。私もその大きな決心に至るまでには長い年月を要しましたが、決めてみると何てことはない。決める前に迷う (悩む) のはシンガポール国籍を取る事よりも、日本国籍がなくなることでしょう。決めてしまったら、なぜ失うことを恐れていたのだろうと思えるほど小さなことのように感じました。
決めてみて「シンガポール国籍になる = 日本または日本人を捨てる」ではないと分かったから。
登録上はシンガポール国籍になっても、私自身は何ら変わらないです。究極の理想を言えば、国籍や国境などなくしてみんな地球人になれたら、もしかしたら人類はもっと良い方向に変われるのではないかと非現実的なことを考えてみたり。生きているうちには見れないかもしれないけれど 100年後にはそうなっているかもしれないですしね。
必要な時に機会は与えられると思うので、国籍申請を出すベストタイミングがやって来るのを待ちつつ、引き続き気持ちを温めてみようと思います。
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