ワクチン接種後の副反応報告と対応について

シンガポールでは 今週から 70歳以上のご高齢者へのワクチン接種が始まりましたが、これまでに副反応が出た方についてのレポートが出ております。

  

11万3千人が接種、副反応は 432人

  

保健省の発表では 1月27日までに 11万3千人が 1回目のワクチンを接種済み。そのうち 432件の副反応があった報告が出ています。症状の多くは、注射部位の痛み、腫れ、発熱、頭痛、倦怠感、体の痛み、めまい、吐き気、アレルギー反応(かゆみ、発疹、目または唇の腫れ)など、これらはすべてのワクチン接種に関する一般的な反応で、通常自然に解消されるもの。

 

割合にすると 0.38% (432人という数字だけだと多いように感じますけれどね)

 

■ 3件のアナフィラキシー発症例が報告されました

アナフィラキシーの症例が 3件あったと報告されています。 3人ともにアレルギー性鼻炎や甲殻類など食物アレルギーを含むアレルギーの疾病歴がありましたが、ワクチン接種によるアナフィラキシー歴はありませんでした。アナフィラキシーは迅速に治療対応することで防ぐことができます。この 3人は接種後のモニター中に症状を確認し医師が対応。経過観察を行い、3人とも翌日には回復したとのこと。

 

アナフィラキシーを発症された 3人は 20代、30代の方。発疹、息切れ、唇の腫れ、喉の圧迫感、めまいなど複数の症状があった模様です。

 

<アナフィラキシーの発生率>

シンガポールでは 10万人につき 2.7人    
海外での報告では 10万人につき 1~2人     

シンガポールの場合、まだ累計で 11万3千人打ったうちの 10万人の発生率しか分からないので、今後初期段階で数字が変動することが予想されます。海外の報告については、これまでに何百万の接種済み報告を受けている中からの発生率。

 

ワクチン接種による副反応が出た方への金銭支援プログラムを導入

 

保健省はワクチン接種により深刻な副反応が出た場合、HDU または ICU で治療が必要になった場合に 1万ドルの支払いを行い、死亡または重症の場合、22万5千ドルの支払いを行う金銭補助制度を導入すると発表しました。この制度はワクチンを接種する国民、永住者、外国人もビザ保持者に適用されます。

 

*

 

少ないリスクがあるのは承知の上で、リスクマネジメントをしつつ。接種は個人の選択としつつも、引き続き接種を強くすすめていく計画です。   

 

ソース元
MOH によるアップデート (2021年1月28日)
Straits Times 記事

 

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イラスト提供 Instagram @singapolah

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