米朝首脳会談が無事終わりました。パタッといつもの日常に戻った感がありますが、世界から注目された米朝会談はある意味お祭りのようでもありました。
開催国シンガポールについて、記事、報道なども総じて高評価。
とにかくよくやりました。世界中が注目している中で、シンガポールという国は何ができるのか、どんなキャパシティがあるのか、華麗なまでに見せつけてくれました。
リーシェンロン首相を始め、シンガポール首脳陣も一大ミッションをこなしたことについて、現場に関わった主に警察、軍の方々を称賛されておりました。
なぜ世界から絶賛されるようなアシストができるのでしょうか?
最大の理由は、いつもやっていることだから。日頃から何が起こってもいいように国の体制を整え、常に危機感を持ってどんなことが起こってもいいようにリアルを想定した訓練を頻繁に行っています。
今回の米朝会談は、今までにない特別なオペレーションではありましたが、全く気負うことなくシンガポールはいつも通りの力を最高のステージで最高に発揮した。ただそれだけ、私にはそう見えました。
与えられたミッションを遂行するのは「なんのために?」 と何度も繰り返し繰り返し、日頃から問い続けて訓練に向かっているからです。
ミッションの目的と意味が、任務に携わる警察官や軍の隊員まで日頃から明確に落とし込まれているからです。リーダーから現場で対応に当たるスタッフまで、全ての人が同じ目的と意志を持っているから心をひとつにすることができるのです。
更にシンガポールの素晴らしいところは、一大ミッションをやり遂げても決して成功体験に溺れることなく、常に挑戦し、学ぶ姿勢であることです。
写真は米朝首脳会談中、任務に就く警察官、軍の隊員の様子です。
内務省大臣 facebook ページ、防衛省大臣 facebook ページより使わせていただきました。
市街地をパトロール中の警察官
緊急時に備え、救急と消防チーム
警察の情報センター
陸軍特殊部隊
セントーサ沖で警戒に当たる海軍
空からの脅威に対応するため空軍戦闘機もスタンバイ
会談終了後、リー首相は、金書記長、トランプ大統領に宛てて会談成功をお祝いするレターを書いています。シンプルですが心のこもったお手紙。
The DPRK-US Singapore Summit has concluded with North Korean leader Kim Jong Un and President Donald J. Trump signing a…
今回は開催国のシンガポールが、米朝よりも際立っていたかもしれません。シンガポール、開催国として重要なミッションをやり遂げたこと、ほんとうにお疲れさまでした。
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イラスト提供 Instagram @singapolah